株式会社リクルートキャリアについて「1.企業体質」「2.職場環境」「3.給料」「4.評価制度」「5.福利厚生」「6.ワークライフバランス」「7.退職理由」の計7項目から、ネット上の口コミや評判を徹底分析して就職転職すべきか考察してみました
目次
1.企業体質
「上下はない」
「チャレンジ精神旺盛」
「個人のwillを大切にする」
「任せる文化」
「当事者意識」
「人材輩出企業」
株式会社リクルートキャリアは、株式会社リクルートの人材採用系事業であるHRカンパニーと日本最大級の転職エージェントである株式会社リクルートエージェントとの統合により、2012年10月1日に誕生した会社。リクルートの昔からのイメージが一番残っている
会社全体として、個人のwill(意志)を非常に大事にする社風は未だに健在。自分で判断をする場面が1日に何度もあるため、お客様や仕事に対するスタンスを大切にする
成果に対するコミットを重要視し常に成長することを推奨、なんのためにその仕事をするのかを問い続ける。自分が「何をやりたいか」に向き合う機会が多いのと同時にそれを推奨する風土がある
任せる文化。若手にどんどん仕事を任せて、リーダーシップを発揮させようとする風土がある。その上で、結果はもちろんのこと仕事に取り組むプロセスやスタンスを評価することで、比較的高いモチベーションで働いている社員が多い
人を信じて期待する。成果をあげないと評価されない。一定の地頭・考える力、および社内に対する影響力がなければ兵隊で終わる可能性が高い
良くも悪くも年単位で組織が大きく変わる
人材輩出企業だが、長年働き続けている方も意外といる。古き良きリクルートのおせっかい精神で手を止めてでも教えてくれたりする文化がある
主張したもん勝ちという風潮。若い社員が多い為、そのノリは独特なものがある。とにかく上下はない
仕事の報酬は仕事という考え方なので、出来るなと思われたら色々仕事をもらえるが、あまりできないと思われたらいい仕事はもらえない
クォーター毎の納会があり飲み会の交流も多い。表彰文化で割と誰でも表彰される
2.職場環境
「風通しが非常によい」
「面倒見が良い」
「新卒入社史上主義」
「飲み会が多い会社」
階層が少ないため風通しは良い。質問したら忙しくても答えてくれる人が多い。人がとても優しくて面倒見がいい。上司や先輩との壁を感じることがほとんどない。人間環境で悩むことがほとんど無い程よい人が集まっている
20代30代の若手が多くとても活気のある環境。皆フランクで前向き。目標志向がありいつも刺激的。裁量が大きく自由。優秀な社員が多い。新人でもお願いすれば仕事をたくさん貰えるので自ら成長していける人にはよい職場
実力主義で売り上げのよい方はどんどん出世する。数字は絶対で追い込みはあるがその分達成感もある
新卒入社史上主義。リクルートで生まれ育った人こそ優秀であると考えが根強く、他者出身者は出世などとは無縁だったりする
飲み会が多く打ち上げ的な飲み会はもちろんフロアの飲み会などもあるので、お酒の弱い人は大変かも…
3.給料
「年収350万・新卒1年目(法人営業)」
「年収400万・新卒1年目(営業)」
「年収370万・新卒2年目(営業)」
「年収550万・新卒2年目(営業)」
「年収600万・新卒2年目(中途事業本部)」
「年収700万・新卒2年目(営業)」
「年収550万・新卒3年目(営業)」
「年収600万・新卒2年目(商品企画)」
「年収900万・新卒6年目(営業)」
「年収750万・新卒8年目(営業)」
「年収1100万・新卒15年目(マネージャー)」
「年収350万・中途1年目(エリア契約社員)」
「年収600万・中途1年目(法人営業)」
「年収620万・中途1年目(営業)」
「年収650万・中途1年目(営業)」
「年収700万・中途1年目(営業)」
「年収650万・中途3年目(営業)」
「年収700万・中途3年目(キャリアカウンセラー)」
「年収500万・中途10年目(内部統制)」
新卒:基本給18万7954円+グレード手当9万845円=月給27万8799円。グレード手当とは月58時間までの超過勤務手当のこと
賞与:年2回(初年度は1回)
昇給:年2回。ミッショングレード制
業界内ではトップクラスの待遇。20代では平均以上の給料を貰える
年功序列はほぼなく、グレードによって給与が変わるので、給料を上げたければグレードを上げることが必須になる。成果やミッションに応じて上がっていくイメージ。ボーナスは半期の評価に連動するため、評価が悪い場合は同じグレードであっても年収に数十万の差が出る
新卒1年目で年収400万、新卒2年目で550〜600万。若手の中途だと同じくらいか600万円から700万円くらいで採用させてくる人が多い。リーダークラスで700〜900万、マネージャークラスで1000万円、部長で1500万が目安
若くても実力さえあればマネージャーにあがり1000万円以上の人も多くいる。マネジャーは早い人で新卒6年目ぐらいなれるが、平均は10年目前後。若いうちはあがりやすく役職者になると給料のあがり幅は停滞する
数字面で成果を出せば出すほど評価され、給与も上がる。年齢、性別問わず公平に評価されるイメージ。またインセンティブもあるため、頑張れば頑張るほど稼げる
4.評価制度
ミッショングレード制に基づく評価。半期ごとに査定があり、職級の見直しと査定が行われる。評価制度は非常にはっきりしており明確。出した成果は正当に評価され、待遇などにも反映される
不明確な点が少ないので、納得して仕事をすることができる。評価は上司によるところも大きいが、自己評価も加味したもので、個人面談で本人と確認しているため正当性が高い
数字だけでなくプロセスも評価されるが、実際は営業成績のみで判断される傾向が高い
昇進は言語化能力が高い人が評価されやすく、政治がうまい人が出世している。
四半期に一度、Will-Can-Mustという面談の場で短期・中期のキャリアビジョンについて上長とすりあわせを実施。評価のフィードバックは半期ごとに実施。フィードバック内容は上長のタイプによって細かさや納得感は異なる
年に一回のイベント(社員総会)では、全社の優秀な取り組みを発表・審査する場があり、それを見ることで、自身のモチベーションが高まる
毎月ことに表彰されるイベントがあり、個人ミッションをクリアすると表彰される
5.福利厚生
社会保険:あり(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険)
住宅手当:なし
家族手当:なし
資格手当:なし
交通費:支給される
退職金:なし
アニバーサリー休暇 :健康で活き活きと働くために、有給休暇の取得促進を目的とした休暇制度。年1回連続4日以上の有給休暇を取得すると、アニバーサリー手当金6万円が支給される
リフレッシュ休暇 :日常生活から離れて心身をリフレッシュし、中長期的な次の飛躍に備えるための休暇制度。3年毎に連続した5営業日の休暇を取得でき、リフレッシュ手当24万円が支給される
GIB(GOAL IN BONUS) :組織としてお互いを信頼し、高め合い、刺激し合う関係性のある土壌を創るため、原則社員4人以上で1泊以上の旅行に行く制度。所属組織の目標達成度合いに応じて年間最大20万円が支給される
6.ワークライフバランス
休日はカレンダー通りの完全週休二日制
フレックスタイム制なので出勤時間は各自で調整でき、半休や遅刻のようなものも勤怠上問題ない
会社全体としては長時間労働の是正に取り組んでることもあり、昔に比べて働きやすくなっているが、そもそもの業務量が多いのでなかなか改善されてない。部署によっては労働時間が長く、平日は深夜まで働くことが常態化している社員もそれなりに存在する
営業になると20時まで基本的には仕事をしているため、早く帰りづらい雰囲気はある
有給は取得しずらい雰囲気はないが、そもそも仕事量が多く消化できる余裕は無い。良くも悪くも結果さえ残していれば早く帰ることは全く問題ないが、逆に結果が出ていないときはなかなか休みは取りにくい
土日休みでも大手企業を担当すると土日のセミナーなどが発生することもある。また、キャリアアドバイザーは求職者の日程に合わせる形になるため、必然的に土日出勤は必要になる
アニバーサリー休暇、リフレッシュ休暇、GIB(GOAL IN BONUS)といった長期休暇が保証されている
7.退職理由
「結婚を考えたときにこの働き方は続けられない」
「とにかく忙しく平日はほとんど自分の時間を作ることができず、特に繁忙期は帰宅後や土日も仕事しないと終わらない。どこまで頑張るかは自分次第という仕事内容にも限界を感じた」
「ミスをするとみんなの前で報告され、つるし上げの環境に嫌気がさした」
「3年間同じ業務をやらされ続け正直成長は感じられなかった」
「契約満了と同時に退職」
「長くいる場所ではないなと感じてしまった。あまりにも毎日ハイスピードを出し意識を高く持ち、結果結果結果…の毎日だった」
「業界の成長が鈍い中では、ノウハウが溜まっていかないと競合には勝ち得ないし顧客には支持されない。そういうビジネスの原理原則を無視した施策が社内を疲弊させている」
「基本的には毎年・毎Qが同じ事の繰り返しなので、ある程度経験すると飽きてくる」
「R系といえどもベンチャー的な色合いが薄まってしまっていると感じる部分があり以前よりも魅力を感じなくなった。また尊敬していた上司が退職することになり以前よりも魅力を感じなくなった」
「20代のうちよいが、30代で残された道はマネージャーポジションしかない。そのため、30代後半でやむを得ず離職をする人も少なくない。特に女性のMGRは少ないし家庭を持ちながら長期的に働ける環境ではない」
「40代50代の自分が量をこなせる若手と肩を並べて淡々と働いていくことができるイメージがもてない」
「年齢が上がっていく中で、仕事をするイメージが持ちにくい会社。若手にとっては仕事も面白く待遇もいいので良い会社だが、35以上になった時に、残っていくには社内政治力が必要。また、50代になって管理職から平社員になることも普通の出来事なので、それを想定したライフプランと心構えがあれば長く働ける。リクルートのイメージ通り、若いうちに鍛えて、次のステップに進む道が明るく見える」
「残念ながら、専門技術はつかない。新卒で入社して在籍すればするほど、転職経験がないのに他人の転職にモノ申すという矛盾したキャリアが成立してしまう。また、人の履歴書ばかりを目にするため変に目が肥えるが、その厳しい目線が自分の履歴書に向く事はない」
「契約社員から正社員を目指すのは難しく、契約社員で入った人はほぼ数年で転職している。長く働くのは新卒で入った人か、中途でも最初から正社員で入らないと厳しい」
「大量採用にひずみとして若手のマネジャーが大量に生まれだし、フォローがままならないままひよこがタマゴを育てるといった状況になっていた。社員は疲弊しただただがむしゃらに深夜まで仕事をし続ける」
「ネガティブな印象はないがずっといてもキャリアパスがあまり多くない。人によるが、UPorOUTな文化でkeepyoungと言われている会社なので、どこかでやりきって次のステップへ行く必要はある」
「染まってしまえば最高の職場だが、どんどん若い人が入社してくるので、自分がたとえ20代でも、とても年を取った気分になる。また、年齢を重ね年の離れた部下をうまくマネージメントし、ノリに合わせていけないと苦痛な職場」
「激務のため、体を壊してしまった」
「あまりに忙しすぎ。自分の異動だけでなく、周囲の異動も多く、その度に考えさせられる。強豪の人材会社に行く人も少なくない。特にマネジャー手前の層が抜かれやすい」
「違う業界にチャレンジしたいと感じたから。また、大企業のジレンマゆえ歯がゆいところがあったので、自身の将来を考えた時に、もう少し規模の小さい企業で挑戦をしたほうがよいと感じた」
「常に過去の自分を超えるように成長が要望され続けるので、それが合わなかった人は、比較的早く退職していく」
総評
就活生から常に人気の就職先として名が挙がるリクルート。実態はゴリゴリの営業会社だが、社員のモチベーションが皆高く、常に高い志を持って働いている人が多い。常に考えながら働くことを社員に求める風土があり、日々切磋琢磨し合いながら自己成長を図っている
人情味溢れる社員が多く社内の風通しは非常に良い。若い社員に積極的に仕事を任せる風土があるので、若手でも手を挙げれば仕事をもらえる。どこまで頑張るかは自分次第なので、やればやっただけ評価されるしインセンティブとしてボーナスでがっつり稼げるので金銭的な見返りも大きい
今まで考察してきた企業だと、社風はサイバーエージェントやインテリジェンスに似ているが、2社よりもさらに社員一人一人が仕事や結果にコミットする力強さを感じる
年収は新卒1年目から400万が支給され営業成績がダイレクトにボーナスに反映されるので本人の頑張り次第で年収は青天井、業界でトップクラスの待遇ということもあり中途で入社してくる人も多いが、社内で昇格を狙うなら新卒ブランドが優位に働くので、中途入社で管理職に上がるのはなかなか厳しい。管理職にあがれないと700万あたりで頭打ちとなる
評価制度はミッショングレード制を採用していて非常にわかりやすく、営業であれば営業成績がほぼダイレクトに反映される。結果が全てなので、昇給も年功状列型の給与体系を採用している三菱東京UFJ銀行や日本生命といった大企業のように年齢と共にあがっていく訳ではない
福利厚生はアニバーサリー休暇、リフレッシュ休暇、GIB(GOAL IN BONUS)といった独自の制度があり、会社としてきちんと運用されている
ワークライフバランスは仕事量の多さが恒常的になってることもあり、平日はなかなか早く上がることはできないため、必然的に長時間労働となる。クライアントの事情で休日出勤することや仕事が終わらなければ家に持ち帰って休日にやることもある。仕事と休日が曖昧になりがちなので、仕事と休日をキッチリ区別したいのであればワークライフバランスを全社をあげて取り組んでいるSCSKのような会社がおすすめだ
ノリが大学のサークルみたいな雰囲気で、ある程度の長時間労働を覚悟するとなると、同社に転職するなら体力・気力が余裕がある20代がベストだろう。同業他社から転職してくる人も多いようなので、自分の実力を試す意味でも積極的にチャレンジしてほしい。きっとここで働いた経験は今後の人生において、プラスになることは間違いないだろう
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