SMBC日興証券に就職転職すべきか口コミ評判から徹底分析してみた

SMBC日興証券株式会社について、1.企業体質、2.職場環境、3.年収・給料、4.評価制度、5.福利厚生、6.ワークライフバランス、7.退職理由の計7項目から、ネット上の口コミや評判を徹底分析して、就職転職すべきか考察してみました。時間がない方は、8.総評をご覧下さい

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1.企業体質

「銀行傘下」
「トップダウン」
「縦割り社会」
「体育会系」
「成果主義」

三井住友グループになり福利厚生の充実や残業時間削減など労働環境は良好になった。銀行紹介・逆紹介案件が増加、社風は銀行色が強くなったもののだいぶマイルドになった

ホールセール事業は銀行主導で取り組んでいるがその成果はまだ見えていない。銀行と証券会社のカルチャーが異なるため融合が中々進まない。また、プロパー社員と銀行、特定専門職、中途採用と人材の多様化が図られているものの、皆向いている方向がバラバラ

銀行から天下りが増えており役員も銀行からの天下り。主要ポストが銀行から降ってくる人でどんどん埋まっているためプロパーの出世は非常に限定的になっている。日興あがりの上席者が減少傾向にあり、日興プロパー入社が報われない文化になった

社長の経営方針で支店の営業員を大幅に増加させるということで、本社から支店への配置転換が増加。SMBCからの出向者も増加してきているだけでなく、SMBCフレンド証券とも統合が予定されているので、組織体制・企業文化はさらに大きく変化する可能性がある

歴史ある会社だが時代遅れの管理職が多い印象。国内でトップを目指しているようだが、実際の現場の声が上層部に届いているとは考えにくい

まだまだ縦割り社会の文化が根強い。上司の言うことは絶対であり、変に反論するとややこしくなる

数字が絶対で数字主義は根強く残る。数字ができていなければ休日も出社をして仕事を仕上げる。成果に対する執着心は強い。数字ができていれば特に何を言われることはない風土

自分が販売したいものかどうかは関係なしに会社に言われたものを販売する。お客様に沿った提案でなく、会社として決めた商品を押し付けるという文化

2.職場環境

「支店ごとに風土が異なる」
「男性社会」
「上下関係が厳しい」

配属先支店によって雰囲気が全く異なり、支店が一つの会社のような印象。支店が変われば販売する商品も変わってくる

支店によっては体育会系で、支店長を中心とした一枚岩の組織になることが求められることも。文化的な雰囲気とは真逆のイメージ

男性社会の根強い環境。上下関係も厳しく昇格や引き継ぎ顧客の良し悪しも、上司に気に入られるかどうかで決まる

仕事のできる人に良質な顧客も発言の権利も与えられる印象。一方で、成果に結びつかなくとも熱意が伝われば評価をもらえる面もある

ノルマを達成していれば比較的自由に仕事をさせてくれる。進捗が悪いと日々の行動計画など細かい報告を強制される

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3.年収・給料

総合職
年収300万・新卒1年目(営業)
年収350万・新卒1年目(営業)
年収350万・新卒2年目(営業)
年収370万・新卒2年目(営業)
年収400万・新卒2年目(営業)
年収500万・新卒3年目(営業)
年収550万・新卒3年目(営業)
年収660万・新卒3年目(営業)
年収700万・新卒3年目(営業)
年収700万・新卒4年目(営業)
年収700万・新卒5年目(営業)
年収900万・新卒5年目(営業)
年収700万・新卒6年目(営業)
年収900万・新卒8年目(課長代理)
年収1000万・新卒11年目(課長)

地域総合職
年収360万・新卒2年目(営業)

給与:月給制、月27万〜
賞与:年1回、歩合制、50-300万
昇格:年1回

★モデルケース
新卒1年目:基本給24万、退職金前受け3万、残業代10万(40時間)、合計37万/月、ボーナスはほとんど無し、給料は皆一律
新卒2年目:基本給26万、退職金前受け3万、残業代10万(40時間)、合計39万/月、昇給額は1-2万程度
新卒3年目:基本給28万、退職金前受け3万、残業代10万(40時間)、合計41万/月、まともな額のボーナス(150万ほど)が支給されボーナスで差がつき易くなる、年収700万
新卒5年目:最初の昇格のタイミング、ここで昇格すると年俸制になり残業代や住宅手当がなくなる、1000万円に到達する人も現れる

役職なし:400万〜
課長クラス:1700-2000万
支店長クラス:2500-3000万

日本企業へ就職した新卒1年目ではトップクラスの給料。業界内でも3年目まではダントツ高いが、その後の伸びしろは別の大手の方が大きい。同業では野村にはさすがに勝てない

賞与は景気動向、会社業績、支店成績に連動する。営業成績がよければしっかり賞与に反映してくれる。年収に占めるボーナスの比率が大きい。リテール営業職が一番高く、ホールセールフロントはそれほど高くない

リテール営業の支店は、支店の成績ごとに賞与分が割り振られ、その後各課、個人へと配分される。支店自体の成績が良くないと個人の成績が良くても賞与は低い。逆に支店の成績が良く個人の成績が芳しくなくても賞与が高い場合もある

退職金を前受けか後受けか選択でき、それによって月3万給与が異なる

残業代はパソコンのOn/Offで管理されていて全額支給され、だいたい月40時間で10万円前後。サービス残業はない

30代前半で1000万は普通に目指せる。30歳で900万位が一般的。30代までは業界の中では平均的な方だが40代以降は役職次第で変わる

給与制度は昇格前後で大きく変わる。昇格前(クラスⅡ)は月給30万円に残業代が付き住宅補助もあるが、昇格後は(クラスIII)は年俸制になり、年俸700万円程からのスタートで、残業代は付かなく住宅補助もない。昇格後は賞与の金額が増える

昇格しないと月給は4年目あたりで頭打ちとなる

4.評価制度

与えられる予算に対する達成度と上司から本社に送られる定性評価、この2点で人事からの評価が決定。実績と上司による評価でボーナスが大きく変動する

個人目標は課されるが相対評価ではないので結局はいくら販売していくら稼いだかが重要

リテール営業の場合、個人の能力で評価されるというより、担当顧客の質が成績に大きく影響する。引き継いだ顧客の優劣でほとんど業績が決まるので、上司から良い客を引き継げるよう社内政治力も必要

5.福利厚生

社会保険:あり(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険、介護保険)
住宅手当:あり、70〜75%ほど会社が負担
家族手当:なし
資格手当:なし
単身赴任手当:あり
単身赴任帰省手当:あり
交通費:全額支給
退職金制度:あり、前払い(月3万)か後払いを選択できる

住宅手当は会社が約70%負担してくれる(上限7.5万円)

その他
育児休業、介護休業、育児短時間勤務・介護短時間勤務、健康管理(定期健診、人間ドック、季節性インフルエンザ予防接種補助等)、ストレスチェック、入院給付金、出産育児一時金、確定拠出年金制度、財形貯蓄制度、従業員持株会制度、職場積立NISA、社宅制度(プロフェッショナル社員クラスII)、寮制度(プロフェッショナル社員クラスII)、共済会、契約保養所、提携施設

6.ワークライフバランス

「完全週休二日制」
「スポット休暇」

ここ1-2年で労務管理が厳しくなり、現在は常に19時退社で金曜日は早帰りで18時退社、8月は早帰り月間で毎日18時退社を徹底。残業は申告制となり、以前は無駄に20-21時まで残業していたが世論もあり大きく改善されたが、取り組み具合は支店によってまちまち

休日はカレンダー通りの完全週休二日制だが、営業職であれば目標未達だったり支店長の方針で出社する場合もある

休日の取りやすさは支店によってばらつきがある。新人であっても頻繁に休みを取れる支店もあれば、年次が上の先輩で簡単に取れない支店もある

支店内での人間関係如何によっては行きたくもない飲み会に付き合わされたり、休日に部内ゴルフやキャンプに駆り出されたりすることもある

2ヶ月に1回有給取得を促すスポット休暇という制度があり、有給消化のため休むように上から促される。有給も事前に申請すれば嫌な顔されずに取得可能

夏休み冬休みも土日とつなげて9連休が取得可能。年末年始に1日やGWに1日追加で休むこともできる

7.退職理由

「長期的な視点で考えた時に人事制度や社内体制が日本企業的であることがハンディキャップとなる」

「支店長の方針と合致しないと少しでも見なされると課長など他管理職からも同様の扱いを受ける」

「プロ意識があるのかないのかは人それぞれだが、変なところで頭が固い性分の人の割合は多い」

「女性が長く働くには向いていない。精神的にも体力的にもかなり大変な仕事なので、例え給与が高くてもしがみつく気にはなれない」

「部は人を大切にするが会社は人を考えてはいない、営業協力にプライベートを捧げることを強要するような会社」

「営業が得意になるかもしれないが、他でも通用するような分析力や説得力は身に付かない」

「個人のルート営業という職種での入社だったが今後のキャリアの開発に不安を覚えた」

「銀行色が強くなるにつれてコンプライアンスが厳しくなり、社内営業の重要性が高まった」

「証券のリテール営業に限界を感じた」

「常にモラルや善意との戦い、他人が培ってきた財産を食い潰す覚悟が必要」

「手数料を稼いでいくビジネスモデルに未来がない」

「上司にもよるがパワハラ文化がまだ残っている」

「業績がトップ3から5に落ちているにも関わらず、危機感を感じていない社員が多い印象。ただ会社に行って時間が過ぎてお金さえもらえれば良い、という考えの人が大半」

「リテール営業としてのスキルは身につくが、法人営業のスキルも磨きたかった」

8.総評

銀行傘下に入ったことで劇的に変化した部分は少ないが、残業時間の削減や福利厚生の充実など銀行色が強くなった印象がある

また、主要ポストが銀行からの天下り先になっていることもあり、プロパー社員の昇格がより狭き門となった。同様の現象は、みずほFG傘下に入ったみずほ証券でもみられ、大方のポストが銀行からの天下りとなり銀行出身者で埋め尽くされている

営業会社ということもあり、ノルマが未達なら休日出勤してでも達成しろという風潮は、日本生命リクルートキャリアなどと同じ

上司の言うことは絶対で意見することも難しい雰囲気は三菱東京UFJ銀行と似ている。完全なる縦割り社会で役職がもの言う世界。金融系はどの会社のこのような風土が根強い

サイバーエージェントインテリジェンスリクルートスタッフィングのように一致団結してみんなで楽しく盛り上げていきましょうといったサークルのような雰囲気とは程遠く、スプリックスのように上司部下関係なく互いをあだ名で呼び合うことはまずあり得ないだろう

給料は新卒で年収400万、3年目で700万に達することもあり、日本の企業の中でも待遇はかなり良い方だ。5年目で昇格を果たせば1000万に到達可能なので、給与の上がり幅はアクセンチュアとほぼ同じといえる

仮に昇進しなかった場合700万前後で頭打ちとなる。社歴を重ねるにつれ給料の上がり幅は鈍化していく

評価制度は予算達成度と上司の定性評価の2軸で査定されるが、基本的に営業成績が良ければ自ずと評価も高くなるので、営業職であれば日々の成果を積み上げていくことが重要になってくる。ボーナスも評価に連動しているので、評価が高ければその分ボーナスも多く支給される仕組み

福利厚生は充実してると言える。特に住宅手当が支給されない企業が多い中、同社は上限7.5万円を条件に70-75%の家賃を負担してくれる。比較的給料の良い会社で比較してみると、R系のリクルートキャリアリクルートスタッフィングは支給無しだし、アクセンチュアは貸家で月3万、持ち家で月1万なので、同社の住宅手当がいかに充実してるのか分かるだろう

ワークライフバランスは世論と足並みを揃えるかように同社も残業時間削減や有給取得の推奨に取り組んでおり、少しずつ成果が出始めているようだ。しかし、営業職であれば営業成績が芳しくなければ休日出勤もあるだろうし、プラベートを犠牲にすることもあるだろう

金融系の会社なので若手でも実力さえあれば1年目から裁量権を持たせてもらいリーダーシップを発揮しながら仕事をバリバリこなして出世していくという風土は薄いが、同世代より圧倒的によい給料と充実した福利厚生が用意されてるので、会社としてはよい部類に入るのではないだろうか。じっくり腰を据えて着実にキャリアを積み重ねていきたい人にはピッタリな会社だろう

一方で、若い社員が中心となってサークルのようなノリでお互いに切磋琢磨しながら強い自己成長意欲を持って働きたいと考えているのであれば、R系のリクルートキャリアリクルートスタッフィングサイバーエージェントインテリジェンスといった企業がおすすめだ

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さいごに

SMBC日興証券株式会社の口コミや評判を分析してみましたが、会社の採用ページだけでは知り得ない、リアルな情報に触れることができたと思います。

皆様の就職活動や転職活動のお役に立てると幸いです。

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