日揮株式会社について、1.企業体質、2.職場環境、3.給料、4.評価制度、5.福利厚生、6.ワークライフバランス、7.退職理由の計7項目から、ネット上の口コミや評判を徹底分析して就職転職すべきか考察してみました。時間がない方は、8.総評をご覧下さい
目次
1.企業体質
「技術商社的な会社」
「年功序列が強く残る」
「組織改編が毎年行われる」
「プロジェクト中心の組織編成」
「規模の大きい中小企業」
基本的には石油・ガスのEPCビジネスを主体としている。他の分野、投資案件への進出も図っているが本業はあくまでEPCの遂行になる。常に外部にネットワークを張り、外部の優秀な技術、人材をうまく利用しようとする。逆に言えば自社技術を育てる事に熱心でなく技術商社的な会社。社内にも技術はあるが、本当の技術はベンダーが握っており、日揮のエンジニアでは決して単機設計は出来ない。客先の要望・運転思想を取りまとめ、それを実現するためにベンダーから単機を購入し組み合わせるのが業務
気楽で自由に感じられるが、実は非常に保守的で慎重な社風。部門によるが自由度のある企業文化。グローバル展開をしてるが企業体質は良くも悪くも日本企業で年功序列のシステムが強く残る。年功序列のいわゆる日本企業
長期雇用を基本としプロジェクト組織での活動が多く社員同士の関係が親密で、社員の会社組織や文化への親和度が高い
組織をほぼ毎年いじっているため、組織体制が頻繁に変わることが多い。毎年どこかの部署とどこかの部署が合併したり分離したりする。部署としては、エンジニアリング部、プロジェクト部、調達部、建設部、国内プロジェクト部、営業部がメインであり、それ以外に財務部、品質管理部、人事部などの小さい部署がある
プロジェクトを遂行してなんぼの会社であるため、プロジェクトマネジメント部門を中心に会社が回っている。各プロジェクトのプロジェクトマネージャーが人事権や評価に大きな影響を持っており、人事はただ手続きを行うだけに甘んじている印象を否めない。プロジェクトマネジメント組織が設計チームも含め配員、予算管理等を含む多くの権限を握っているが、プロジェクト部門で一括管理ではなくというよりは各プロマネ、設計マネージャーに任されており、小さな会社の集合体のようである。規模の大きい中小企業、工務店のような会社。大企業に分類されるが、中身は非常に中小企業的な体質
基本的にプロジェクト単位で業務を進め、1つのプロジェクトを2〜3年担当する事が多い。早くて入社5〜7年目程度で設計を指揮する立場を任されるケースもあることから、若いうちから責任ある業務を任される。プラントは膨大な数の部品から構成され、その設計・施工は数ミリの誤差も許されない。また関わる部門も多い。そのため高度な技術とチームワークが要求され、部門間の情報の授与方法や発信のタイミングを叩き込まれる
専門ごとの部署に所属するが、それとは別にプロジェクトごとの組織にも属するため一般的な企業の組織体制とは異なる部分がある。実際の業務はプロジェクトの組織で行うので、プロジェクトが変わるたびに仕事の仲間や上司も一新される。他社との連携なしに仕事は進まないので、グループ内での協力意識は高めだが、悪いことがあると専門部間で仕事の押し付け合いになることもある
常に設計や建設のプロジェクト単位で動いており、短期的場当たり的に目先の受注に振り回され、長期的戦略的な視点がいつまで経っても持てずにいる。従って事業や投資に会社体質が向いてない
金融業のように個人でオールラウンダーになることを求められない代わりに、みんなで協力してプロジェクトが成功した人間が発言力を持ってくる風土が強い
コーポレートガバナンスが全く機能しない。透明性がなく、テロによる犠牲が起こりうる場所にでも平気で若手社員を送るが、年配の社員の中には現場に行くことを口実を見つけて拒否する社員もおり不平等が激しい。他社ではありえないが、経営陣、プロジェクト部が主導で人事配置を決めるため、全く人事部が力を持っていない。したがって、コンプライアンスや人事考課が正常に機能する土壌がない。人材育成については本人意向は聞いてくれるが、海外駐在は一度行くと期間が平気で延長される
客先との関係は、海外の仕事がほとんどであるため、日本的な「お客様至上主義」ではなく、契約をベースとした対等に近い関係を築きやすい
2.職場環境
「風通しは良い」
「自由闊達」
「ハードワークを良しとする文化」
「英語が話せて当たり前」
「外国人が多い」
全体的に風通しのよい会社。上司とも対等に議論することが出来る雰囲気。上司に対して自分の思うところをぶつけることができ、それに対する上司の反応もある。上司にも気兼ねなく意見を言えるし、上司も良い意見であれば新入社員の提案でも採用する。比較的自由な雰囲気で言いたいことが言える。自由闊達でざっくばらんな風土
部門組織の統制は比較的緩やかで、上下関係に縛られることなく自由に発言、行動できる。上下関係は緩い。若手がベテランに対しても発言したり議論をしても当たり前な雰囲気があるのは良い。組織がフラットであるが故に、”出世”という概念が曖昧。40代後半以降どのポジションが”上がり”なのか、下から見てもよく掴めない
若いうちに結構責任の重い仕事が任される。最近、プロジェクトがどんどん大きくなり、プロジェクトにアサインされるエンジニアが足りないことが頻繁にある。そのため、出来きるだけ早くエンジニアを育て、出来だけ早くプロジェクトをリードできるようになるために、入社2−3年目からプロジェクト全体の成功を左右するぐらいの仕事も任される
プロジェクト部の場合は、配属されたプロジェクト毎に雰囲気が異なる。プロジェクト単位で「社風」ならぬ「プロジェクト風」が全然違うため、どんなリーダーが上に立つかでまるで違う会社に入ったかのように雰囲気が違う場合がある
全体的には、建設業なので体育会的な傾向がある。スケジュールに追われる仕事であるため、多忙な時期の残業や休日出勤は当然の風潮はある。ハードワークを良しとする文化が良くも悪くも残っている。長時間労働は尊ばれる。仕事が出来る人に仕事が集中するため、多忙な人と暇な人がはっきり分かれる
外国人が多く英語を使えるのが当たり前。最近、グローバル化を目指し、多くの外国人社員を採用するようになった。本社に在籍している人たちの中に外国人が多くいるため、社内システム、ドキュメンテーション、マニュアル、トレーニング講座なども全部少しずつ英語化されている。また、打ち合わせやメールの宛先に外国人がいれば、すべてのコミュニケションを英語で行わないといけないので、英語が堪能でないと仕事にならない
3.給料
年収350万・新卒1年目(設計)
年収600万・新卒1年目(設計)
年収800万・新卒2年目(エンジニア)
年収600万・新卒3年目(事務)
年収650万・新卒3年目(エンジニア)
年収650万・新卒5年目(事務)
年収700万・新卒5年目(設計)
年収900万・新卒5年目(プロジェクト)
年収1000万・新卒6年目(設計)
年収600万・新卒6年目(エンジニア)
年収750万・新卒7年目(エンジニア)
年収800万・新卒7年目(エンジニア)
年収750万・新卒8年目(技術主任)
年収800万・新卒8年目(プロジェクト)
年収850万・新卒9年目(主任)
年収750万・新卒9年目(プロジェクト)
年収800万・新卒10年目(技術)
年収850万・新卒10年目(営業)
年収1000万・新卒10年目(プロジェクト)
年収1100万・新卒13年目(エンジニア)
年収1300万・中途10年目(営業課長)
給与:月給制(基本給:修士了24.6万、大学卒21.7万)
賞与:年2回、業績連動、4-7ヶ月
昇給:年1回
基本的に年功序列の給与体系で一律昇給。現場勤務の有無で年収が大きく変わるため、社員によって給与額はマチマチ
基本給は一般的な企業に比べて同程度かやや高い。管理職になるまで大きな差はつかない。基本給が決して高く設定されている訳ではないので賞与がダウンすると厳しい
若手のうちは給料が他企業と比べて高く、基本給は毎年上がっていく。入社後数年間は同期との差がほとんど無い
収入は30代までは残業代に依るところが大きい。40歳位までは給料はそれなりに上がるが、それからの昇給は少ない。管理職になると年俸制となるので給与は全く上がらない。残業してる若手よりも給料が下がる傾向にある。20代、30代前半でも駐在手当等で課長級とさして変わらない年収になる
日本の本社勤務の給与は日本の大企業と同じ水準。40歳くらいでようやく1千万円を越える程度
海外駐在の場合、残業代・駐在手当を含め国内勤務の2-3倍の給料となり若手でも1千万円を越える。勤務時間が伸びる傾向にあり現地手当を含めるとかなり高額。別途手当や超過した残業分などが付与される。長時間労働による時間外手当が青天井で出る。ハードシップ手当も十分に支給される
駐在手当は僻地に行くほど額が大きくなる。僻地での駐在となると食事提供、部屋提供、光熱費は会社負担、日々は仕事となるため、手元の金を使う機会は日本と比較してほとんどなくなり、金が貯まる一方
しかし、海外手当ては厚いがマグロ漁船並みの拘束と危険な発展途上国の僻地勤務地の危険手当てと考えると高いとは言えない。生活環境の悪いところで何年も単身赴任するのは相当な体力と精神力が必要とされる
賞与は年2回(7、12月)、少なくても4か月多くて7カ月程度と他の業界と比べると同程度かやや高い印象。最近、業績によって賞与が上下する業績連動方式が導入はされたものの、本格的な運用にいたってはおらず、実質的に経営陣の「さじ加減」である。(労働組合が存在しないため、社員と経営陣とは賞与について「交渉」というより「話し合い」で決まる。悪く言えば経営陣の提示した賞与への後追い承認のような形で決まる)
昇給は年1回(7月)、成果主義を謳ってはいるが実際には年功序列の傾向をかなり残している
4.評価制度
「年功序列」
評価制度は年功序列を前提としたもので、管理職になるまではほぼ年功序列、それ以降は上司や役員との相性次第。評価によって極端に給与に差がつくことはない。卒業年次や年齢でほとんど給与レンジを外れることは不可能である。役員の給与と平社員の給与が海外駐在中は大差がない
受注状況やプロジェクトの採算が若干加味されるものの所詮は微々たる差しかつかない。個々人の力量によって評価に違いはあるものの、最終的には年功序列に沿った評価になる
業績と能力的なポテンシャルの両方で評価され、有能な人間には相応のポジションが与えられるが、よほど図抜けた実績を残さないと平均的な評価となる。傑出したパフォーマンスを出さない限り大きな抜擢は少ない。基本的にはパフォーマンスよりも年次に重点がおかれる
評価はチーム単位で行われるので、優秀な人が早く昇進できる環境ではない。出世を意識してる人には向いていない業界
あいまいな評価をつけることが多く、また自分からフィードバックを取りにいかないと業務の多忙さを理由にされ、きちんとしたフィードバックを受けることがむずかしい
昇格も基本的に年功序列。部長以上はトップマネジメントに気に入られるかどうかに出世がかかっている。管理系の部署は差が付きづらいため毎年出来レースが繰り広げられている。昇進しても給料はあまり上がらない
5.福利厚生
社会保険:あり、健康保険、厚生年金保険、雇用保険
住宅手当:あり、妻帯者へ最大月6万
家族手当:あり、駐在手当
資格手当:あり
時間外手当:あり、全額支給
交通費:全額支給
退職金制度:なし
福利厚生は大企業だけあって比較的良い
住宅手当は妻帯者へ最大月6万支給される。横浜市内に2か所独身寮があり格安で居住できる
★その他
施設:契約保養所、契約ホテル、契約スポーツセンターなど
制度:財形貯蓄、自社持株など
6.ワークライフバランス
「全体的に調整しにくい」
「プロジェクト次第」
「駐留時は仕事中心」
チーム、プロジェクトによっては毎日ほぼ定時のようなところもあるが、多忙な時期の残業は避けられず、海外駐在もあるので、ワークライフバランスは調整しにくい。昭和の時代から続く、長時間労働、滅私奉公の雰囲気は近年減少傾向にあると言われてはいるが、未だに色濃く残っている。家庭に対する負担は避けられない会社である
エンジニアリング業界は、製造設備を持たないので人が全て。油価により業績の上下が大きく左右されるため、不況期の人件費を抑制することを真っ先に考えているため、業務多忙な時期でも決して人を増やさない。これがワーク・ライフバランスが良くならない最大の原因
部門、チームの方針によってかなり異なる。担当するプロジェクトスケジュールに沿って業務量が上下するので、日本のカレンダーとは無関係。休暇は自由に取れるが業務調整をつけるのが難しくなかなか取れない
日本の横浜本社に勤務している場合はバランス調整可能。多忙でなければ休暇も取りやすい
駐在時はやはり仕事に集中せざるを得ず仕事が生活の中心になる。家族との時間やワークライフバランスを保つのは非常に難しい。年間の帰国回数はプロジェクトにより前後はあるが平均して3-4回。現場になると多くても週休1日になる。週末も返上で仕事することを求められる
プロジェクトに組み入れられると、月単位のマイルストーンを守ることが絶対なので、プライベートがなきに等しい。プロジェクトのスケジュール優先で仕事が進み、また海外との調整事項やテレビ会議などもあり、個人の時間の調整はプロジェクトの状況に影響されやすい。プロジェクトのアサインの合間や現場駐在中の一時帰国休暇などでは比較的個人の時間をまとまって取れることもある
プロジェクト形式の仕事でスケジュール、予算のプレッシャーの下で働くため、仕事に偏った生活に陥りがち。プロジェクト遂行期間中は常に締切に追われているので平日にプライベートな時間を確保することは困難
アサイン(タスクチームに入って案件ごとに担当者となること)される仕事により忙しさが大きくふれる。特に設計部門は慢性的に残業が多い。日本にいても、見積もりなどのピーク時は忙しく、徹夜のような仕事が何日が続くことがある。忙しい時期は、毎日終電、土日出勤も当たり前となる。いつ仕事が落ち着くかわからないので、旅行計画を立てにくい環境。一方、忙しくなければダラダラと残業するような雰囲気は無く、自分の仕事が終わればさっさと帰れる
海外顧客と電話・ビデオミーティングを行う際は向こうに合わせざるをえないので、最悪夜中からミーティングがスタートすることもある。
工事の進捗によるが難しい案件や条件が厳しい現場が増えているので厳しい。中間層の40台の社員が疲弊し、うつ等で潰れる社員がちらほらいる
ノー残業デーというのもあるが機能していない
強制ではないとはいえ週末もほとんどの従業員がメールを確認しているので歯車として拘束されている時間は長い
人の責任感次第ではあるが、概ね責任感を重んじる傾向があり、頻繁に休んでいると勝ち組(蔑称)のレッテルを貼られる
有給の取得はしやすいが、基本的に業務は忙しくなかなかまとまった休みは取れない
上を目指すのであれば、長期間にわたりプライベートをかなり犠牲にせざるを得ない。キャリアを積むにはある程度私生活を犠牲にする必要がある。
7.退職理由
「多忙や海外駐在の多さ」
「家族連れでの海外の赴任時の待遇が悪く、実質単身赴任のケースが多い。家庭環境の維持が難しい」
「業務量の多さや海外単身赴任の長さから、長く務める会社ではないと判断」
「残業が当たり前のようになっていて、定時で帰る人はほとんどいない。労働時間が非常に長く、土日勤務の人も多い」
「建設現場では基本的に週休1日で働き、残業も月に200時間を超えるような現場もある。その様な現場の働き方をするので、オフィスでも長時間労働が当たり前になっているのだと感じた。ワークライフバランスを取るのが難しい」
「残業、出張が非常に多く、ツライこと、苦しいことを美徳とする文化があり、家族との時間が過ごせなかった」
「子供が小さく家族と一緒に過ごしたい時期に、長期海外駐在があり、日本に残るため」
「あまりに仕事が忙しく家族と接する時間が限定されてしまい、自分の生き方を振り返り転職を決意」
「家族が増え、海外に行きづらい環境になってしまったこと。仕事はやりがいもあるし、他の企業よりも成長できる環境ではあるが、家族のことはやはり無視できない」
「法令遵守意識が非常に薄く、その企業の歯車として機能し続けることが難しくなったため。治安が悪い国への赴任を半ば強制されているのに、本社から駐在員へのサポートはきちんとなされているとは言い難い。子供の教育や自分自身のキャリア設計に疑問を感じた」
「突然期間もはっきりわからず海外現場に単身で駐在させられることもあり、人生設計が立てにくい」
「人事部を通さない配置転換が日々行われており、何のために人事評価シート等を記入しているかわかりづらい。他業界を経験した人から見れば非常に異常な世界、生え抜きと中途採用の温度差が非常に激しい」
「実力ややる気よりも昔からの人間関係やお友達感覚が支配的なので、社内人脈に乗り遅れた人間は働きにくい」
「プラントを建設する会社という性質から、責任や仕事内容には限界があり、40代以降では大きな意味でのルーチンワークになっている」
「プラントエンジニアリングの会社は、景気の波が15年サイクルで概ねあり、97年の底から12年のピークを迎え、後は下がり傾向と判断」
8.総評
1928年、日本でエンジニアリング会社の草分けとして出発した同社は、これまでアジア、中近東、アフリカ、北米、南米、欧州など世界80か国、2万件にもおよぶプロジェクトに参画。オイル&ガスの分野を中心として多種多様なプロジェクトを成功に導いてきた技術と知見は、世界各国から高い評価を得ている。グローバルにビジネスを展開している会社だが、年功序列の風土が根強く残っている
社員はどこかの部署に所属してるが、プロジェクトベースで組織が構成され、プロジェクトが完遂次第解体される仕組みなので、アクセンチュアと似ている
社内の風通しは非常に良く若手社員でも自由闊達に意見が言える風土があり、若手でも大きな権限が与えられて責任ある仕事を任せてもらえるので、成長できる環境は十分にある
リクルートキャリア・リクルートスタッフィング・サイバーエージェント・インテリジェンスといったような若手が中心となって活躍する会社ではないものの、今まで様々な企業を考察してきたが、年功序列が根強く残るなか、ここまで若手が活躍できる土壌のある会社はとても珍しい
最近外国人を多く採用するようになったこともあり、スキルとして英語が話せることが求められる。若手中途問わず、海外に駐在する可能性は高いので、日本の一般企業に比べ英語を活用する機会は多いといえる
給料は年功序列を前提とした給与体系となっており、基本給は管理職手前まで横一列で昇給する。残業が全額支給されることもあり、残業が年収に占める割合が大きいので、給与構造としては竹中公務店や凸版印刷と似ている
賞与は業績連動となり評価によって基本給の4-7ヶ月支給される。賞与が良いと言われてる豊田自動織機が5ヶ月+αなので、日本の大企業の中でも比較的良い方だろう
昇給は年功序列なので、管理職手前までは横一線で昇給するが、昇給額はそこまで多い訳ではない
海外駐在すると様々な手当が支給され20代でも年収1000万を超えるため、新卒3年目で年収1000万を超えるキーエンスと同程度の給与水準となるが、危険な地域に派遣されることもあり「マグロ漁船並み」の劣悪な生活環境で長期間滞在することを考慮すると、決して高い給料とは言えないようだ
評価制度は受注状況やプロジェクトの成果に対して評価が行われるものの、個人よりもチームで評価される傾向が強く、圧倒的な実績を残さない限り評価されにくいため、結局のところ年功序列な評価に着地することが多い
評価も昇給やボーナスにさほど影響しないので、出世欲が強かったり実績をあげて昇給やボーナスといった金銭的な見返りを求める人には合わないだろう
福利厚生は大企業だけあって比較的良く、住宅手当は妻帯者へ最大月6万支給される。独身であれば横浜市内に2カ所の独身寮に格安で居住できるので、既婚独身双方に手厚い。今まで考察してきた企業で住宅手当が恵まれてる企業は、家賃の70-75%(上限7.5万)を負担してくれるSMBC日興証券、条件付きで家賃の70%(上限7-13万)を負担してくれるコニカミノルタ、月3.5万(最長7年間)負担してくれる豊田自動織機が挙げられるが、上記3社と遜色ないぐらい住宅手当は充実してるといえる
ワークライフバランスは横浜の本社勤務なら多少は調整しやすいようだが、全社的に調整はしづらいようだ。プロジェクトベースで動いてることもあり、繁忙期は毎日遅くまで働き休日出勤も当たり前となるぐらい忙しく、長時間労働が美徳と捉える風土も根強く残り、長時間労働が恒常化している。家族を顧みず仕事中心の生活になりがちなので、世帯持ちの社員はとても苦慮されてるようだ
有給は取得できるが休暇が多いとレッテルを張られやすい文化なため、前回考察したTISと比べると全く真逆の風土といえる
長時間労働を抑制してワークライフバランスを充実される企業が増えてきてる中、長時間労働を美徳と考え残業や休日出勤することが当たり前となっていることもあり、労働環境は決して良くはない
若手に裁量を与え責任ある大きな仕事を積極的に任せる風土が根付いてるので、若いうちからバリバリ働いて経験と実績を積みたい人には最高の環境といえるだろう
一方で、家族との時間を大切にしたりワークライフバランスを充実させたいと考えてる人には合わない会社だろう
仕事柄、体力勝負な部分がとても大きいので、挑戦するなら体力気力が充実している若いうちにチャレンジしてほしいものだ
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