大成建設に就職転職すべきか口コミ評判から徹底分析してみた

大成建設株式会社について「1.企業体質」「2.職場環境」「3.給料」「4.評価制度」「5.福利厚生」「6.ワークライフバランス」「7.退職理由」の計7項目から、ネット上の口コミや評判を徹底分析して就職転職すべきか考察してみました。時間がない方は総評をご覧下さい

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1.企業体質


「大手ゼネコン唯一の非同族系」
「工事現場の8割以上は国内」
「現場第一主義」

100年以上の歴史があり、社風が古い。変化を嫌い、意思決定が遅く、昔からの方法を重んじる。文系の力が非常に弱く、理系中心の会社。典型的な日系企業

大手ゼネコンの中では唯一非同族系であり、創業者からのトップダウンによる決定もなく学歴による派閥等もない。一方、同族会社でないことから風通しの良さがアピールされることが多いが、それほど風通しが良いという雰囲気はない

経営陣が建築出身者ばかりなので、建築現場の延長で会社の経営を考えている節がある。経営陣の考え方が短期的

鹿島、清水、大林に比べて、大成はネームバリューが弱い。テレビのコマーシャルなどマスコミの露出度も少ない。海外事業を対外的にアピールすることが多々あるが工事現場の8割以上は国内である

現場第一主義ではあるが、近年の建設業界の不祥事で様々なルールが定められ、本社支店の関与が激しい

組織体制は本業である建築・土木部門に加え、営業部門、管理部門の4部門からなる。カンパニー制とまでは言わないまでも、縦割りな部分は少なからず存在し、横断的な意思決定及びコミュニケーションは円滑に実施されていない印象

各部門のパワーバランスとしては、建築≧土木≧営業=管理となっており、技術者がやや強い立場にある企業である。技術者の中には「現場で汗水垂らして金を稼いでいる現業社員が一番偉い。営業は黙って仕事を取り、管理は現業社員が働きやすい環境を作っていればよし」という非常に古い考えをお持ちの方もいる

2.職場環境


「体育会系」
「風通しは比較的悪い」
「現場の裁量が大きい」

育会系の社風。上司にたてつくことは許されない雰囲気がある

風通しは比較的悪く、他のスーパーゼネコンと比べて雰囲気が殺伐としてる印象

残業を崇拝し、休暇取得・定時上がりを忌み嫌う

現場の裁量が大きい分、現場によって雰囲気は大きく変わる。支店や現場によってルールが大きく違う

他のゼネコンと違い同族的な社風ではなく、良い意味で平等に機会と責任が分配されている。誰もに出世のチャンスがある会社

実力があればどんどん評価され仕事も任され、優秀な人に仕事が集まって自然と帰りも遅くなっていく

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3.給料


「年収368万・新卒2年目(設計)」
「年収520万・新卒2年目(現場事務)」
「年収600万・新卒2年目(施工管理)」
「年収600万・新卒4年目(事務)」
「年収600万・新卒5年目(管理)」
「年収650万・新卒5年目(施工管理)」
「年収730万・新卒5年目(施工管理)」
「年収700万・新卒6年目(設計)」
「年収600万・新卒7年目(主任)」
「年収800万・新卒7年目(建築)」
「年収600万・新卒9年目(建築)」
「年収820万・新卒9年目(課長代理)」
「年収800万・新卒11年目(設計)」
「年収900万・新卒20年目(課長)」
「年収950万・新卒25年目(課長)」
「年収450万・中途1年目(事務)」
「年収420万・中途2年目(事務)」
「年収600万・中途5年目(施工管理)」
「年収500万・中途9年目(エンジニアリングカンパニー)」

給与:月給制、基本給(総合職:博士了29万、修士了26万、大学卒24万、高専卒22万、専任職*:修士了22-24.4万、大学卒20.6-23万、高専卒19-21.4万)
*専任職は配属地域によって給料が異なります
賞与:年2回、総合職で計140万程度
昇給:年1回

★職位別モデルケース
主任:600-700万
課長代理:700-800万、管理職となり残業代が支給されなくなる
課長:800-1000万
所長:1000万〜

給与は一般企業と比べ同水準か良い方。若手でも高収入を獲得することができる。給料に残業代が占める割合が多く、残業代で稼ぐイメージ。残業しないとあまり給料は稼げない

昇格が一般的な場合、新卒3年目450万、7年目600万、11年目700万くらいのイメージ

新卒6-7年目位に自動的に主任に昇格する。その後は資格取得等の個人スキルによる。主任の次が課長代理となるが課長代理は管理職となるため残業代はつかず、主任の方が給料が高くなることもある

課長級までは同期で極端な差は無い印象。課長クラスで800万円、所長クラスだと1000万円を超える

最近は30歳までに一級建築士、一級施工管理技師を取らないと出世の道は閉ざされ、現場所長になることは難しい

賞与は年2回(6,12月)、評価で変動するが差はつきにくく、総合職で平均140万程度となる

昇給は年1回(7月)

残業代は月80時間までは全額支給される。残業代はきちんと付くので、長時間働いた月は給料がぐっとあがる。現場によっては月の残業時間が100-150時間というところもあり、80時間を超過した分についてはすべてサービス残業となる

4.評価制度

評価制度は、期初に設定した目標に対して期末に業務内容、反省点、改善した点について上司と面談を行うものの、年功序列が大きく残っているため大差無い横一線評価となりがりである。評価は同年齢ではほとんど差がつかない

人事評価は所長に一任されるいるため、上司の主観に基づく評価となりがりである。評価は上司の一存で決まるため、日々上司の顔色をうかがいながら、波風を立てず、黙々としごとをすることが求められる。上長次第なので逆らったりした場合、昇進ができなくなる。悪い上司につくと目も当てられない結果となる

評価が1年に1度しかないので作業所が変わると評価する上司も変わるので、評価時期近くに異動すると全然知らない上司に評価される事になる

人事評価の基準が不明確なので不公平感が強い

本人の業績により人によって昇進のペースは異なるものの、社内営業が上手い人が昇進する傾向にある

仕事が抜群に出来ればあまり学歴は関係ない。仕事ができるごくわずかの人間は早く昇進する

契約社員はどの上司に付くかによって正社員になれるかそれとも一生契約社員のままか別れる

5.福利厚生

社会保険:あり、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険
住宅手当:なし
地域手当:あり
家族手当:なし
資格手当:なし
時間外手当:あり、月80時間まで全額支給
交通費:全額支給
退職金制度:あり、確定拠出年金

福利厚生は、大手企業と比較して可も無く不可も無くといった印象

地域手当が支給され、首都圏に近づくほど厚遇、地方に行くほど冷遇される

独身寮や社宅が完備されてるので、家賃を節約することができる

一方、契約社員の場合、福利厚生は最低限のものがあるものの、ほとんどの制度は使うことができず待遇は悪い

6.ワークライフバランス

ワークライフバランスは全体的に調整しずらい印象が強い

会社として時短と推奨し、役員等の経営陣もそのように旗を降っているが、中間管理職以上の部長級の人間はまだ「長時間働いている人間が頑張っている」と勘違いしている人が多い

朝も早く新人のうちは7時前には事務所にいることになる。定時で帰る意識は低く、毎日23時以降も残業する人が多い。定時で終わりという概念はなく、8時や9時に終われば「今日は早いねえ」と言われるような環境

サービス残業の常態化、休み=悪、定時退社=悪、休日に電話をかける事に何も罪悪感を感じない等、挙げたらキリがない程悪い慣習がある。部署にもよるが休みを取ると「余裕があってイイね。仕事が足りないんじゃない」という人が部長以上にまだ存在する

仕事とプライベートとのバランスをとるには、誰も文句が言えないほどの業務遂行能力と、何を言われても動じない強いメンタルが必要。周りの目を気にしない人や力のある人は、うまく調整している

設計職はワーク主体の生活以外の選択肢はあり得ない

総合職、専任職でも転居を伴う転勤が多々あるので、会社に自分の人生を捧げるくらいの認識でいた方がよい

本社や支店の事務系の内勤者はある程度調整しやすいものの、外勤は残業が当たり前という風土のため、仮に早く業務が終わった日でも定時では帰りにくい雰囲気がある

外勤は常に工事現場の工期に縛られ、泊り込みや休日出勤はあたり前。家に帰れても深夜。少ない月でも残業は100を越え、残業時間も含めた労働時間が非常に長くなる

現場配属になるとワークライフバランスは皆無。現場に入ると自分で調整するのは難しく仕事ありきの生活になる。工期に追われる為、残業や休みがなかなかとれない状況となり突発的なトラブルも多い。工事社員はプライベートを捨てている。

台風の際に現場や会社に台風待機も要求されており、現場の予測できない事故などもいつも対応できる状態にしないといけないため、ワークライフバランスが取りにくい

土日や祝日しか出来ない工事がある場合は当然土日出勤となる。会社自体に人が少ないため休みを取るのが難しい。

7.退職理由

「残業が多すぎる」

「残業時間が長く、転勤も常に伴っていることで自分のキャリアプランを見直したい」

「残業が多く、プライベートの時間が確保できないため」

「残業と休日出勤があまりにも多く、今後の家庭生活との両立を考慮した結果、退職することにした」

「自分の時間が全く持てなかった。結婚したかった」

「ワークライフバランスの維持が難しい」

「家族構成や性別に関係なく、全国各地へ突然転勤になるので、自分が人生設計ができない」

「このままこの会社で働き続けていては将来的に転職先がなくなってしまうと感じた」

「少なくとも後十数年はこの仕事を続けなければいけないと考えると苦痛でしかない」

「待遇面や人事面における会社への不信感」

「キャリア形成が望めない」

「ずっとこの業界にいるなら問題ないが、仮に将来他業界に転職するとなった時に難しいので、手遅れになる前に会社を出ようと思った」

「仕事と言っても作業員に指示をするだけで自分が何か建物を作っているという感覚はほとんどない」

「現場の仕事であれば、新入社員でも十数年の中堅社員でも仕事の内容はほとんど変わらない。故に汎用的なスキルをつけることや、多様な経験を積むことは難しく感じた」

「体力には自信があったが、それでも不定期な休みと、野外での業務は体に堪えてしまった」

「女性は契約社員から正社員にはなれない。時短勤務なのに忙しくて残業している働くママをみているので、出産後復帰出来る気がしない」

総評

創業は1873年、 創業者である大倉喜八郎氏が現在の総合商社にあたる大倉組商会を創業したのが源流。1946年の財閥解体に伴い大成建設株式会社に改称し現在に至る

連結売上高は1兆5千億円を超え、従業員数は8千名を超える日本を代表するスーパーゼネコンの5社(鹿島建設、清水建設、大成建設、竹中工務店、大林組)の1社

ゼネコン内で唯一非同族会社ということもあり、対外的には風通しが良いとしているが、実態はそこまで風通しが良いと感じてる社員は少ないようだ

社風は変化を嫌い意思決定が遅く、年功序列を前提とした雇用制度となっており、典型的な昔ながらの日本企業といえる

「地図に残る仕事」というキャッチフレーズで積極的なCM展開を行い海外での実績をアピールしているが、実際は工事現場の8割が国内となっている

組織は大きく4部門から構成され、組織別のパワーバランスとしては強い順に建築、土木、営業、管理となる。縦割りで部門間を跨いだコミュニケーションは希薄な印象

職場の雰囲気は部署によって異なるが、外勤は体育会系の文化が根強く残る。金融系の企業で散見される「上司絶対主義」のように上司の意見に反論できないような雰囲気もあり、決して風通しが良い訳ではない

一方、若手でも仕事ができれば裁量ある仕事を任せてくれるため、実力があれば年齢や社歴を問わず出世することは可能だ

給料は同業他社と比較すると標準的な水準で、一般企業と比較しても高い部類に入る。他のゼネコンと同様、残業代で年収を押し上げてるため、残業代が給料に占める割合が高い

同業他社の竹中公務店と入社10年目までの昇給レンジで比較すると、ほとのど大差は無いといえる

大成建設:368-820万
竹中公務店:420-850万

賞与は年2回(6,12月)、評価の良し悪しで変動するものの、平均140万前後支給される。同業他社の竹中公務店と比較すると、同社の方が待遇が良いといえる

大成建設:年2回、計140万前後
竹中公務店:年2回、業績連動で年収に占める割合はかなり低い

昇給は年1回(7月)、年功序列で昇給していき昇給幅は竹中公務店と大差ない印象

評価制度は、期初に設定した目標に対して期末に上司と面談を行い上司が評価する流れとなり、ずば抜けた実績を残さない限り横一線評価となる傾向が高い。そのため、同年齢ではほとんど差がつかない。上司の主観に基づく評価になるため、上司との相性が重要となってくる

昇進するためには、圧倒的な実績を残して査定で高評価を得るか、または社内営業がうまいと昇進しやすい印象

福利厚生は同業他社や大企業と比較して、標準的な水準といえる。住宅手当は無いものの地域手当が支給され、都市部から離れるほど支給額は少なくなる。独身寮や社宅が完備されてるので、月々の家賃を抑えることができる

同業他社の竹中公務店と比較すると下記の通りとなり、大きな違いとしては住宅手当の支給の有無程度といえる

竹中公務店:住宅手当あり(世帯持ちのみ、単身者なし)
大成建設:住宅手当なし、地域手当あり(都市部から離れる程支給額は減少する)

ワークライフバランスは部署によるが、長時間労働や休日出勤を美徳と考える社員も多く全体的に調整しずらいといえる

本社や支店の内勤社員は比較的調整しやすいものの、外勤社員はワークライフバランスは皆無といえる。平日は23時過ぎまで残業し、泊まり込みや休日出勤も当たり前の文化なので、プライベートな時間はほとんどない

月の残業時間は100時間を超える月も多く、長時間労働が常態化している。仕事中心の生活になってしまうことは避けられないだろう

会社の規模も大きく売上高も1兆円を超える大企業で比較的経営も安定しており、企業の安定性という点において安心感はあるだろう

作業所勤務の外勤だと長時間労働がデフォルトとなり、毎日終電近くまで残業し休日も現場に出て仕事をする日々となってしまう傾向が高い

ワークライフバランスより仕事中心の生活になるがその分給料も良いので、がっつり働いてお金を稼ぎたい方には最高の職場かもしれないが、プライベートの時間や家族と過ごす時間を大切にしたい方には向いてない職場環境といえる

ともあれ、若手社員にも裁量ある仕事を任せてくれる土壌があり、実力があればきちんと評価され昇進することも可能なので、自己成長意欲が強い方や自分の可能性を試してみたい方は積極的にチャレンジしてみてほしい

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