シグマクシスに就職転職すべきか口コミ評判から徹底分析してみた

株式会社シグマクシスについて「1.企業体質」「2.職場環境」「3.給料」「4.評価制度」「5.福利厚生」「6.ワークライフバランス」「7.退職理由」の計7項目から、ネット上の口コミや評判を徹底分析して就職転職すべきか考察してみました。時間がない方は総評をご覧下さい

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1.企業体質


「ほぼ毎年組織改変が行われる」
「中途がメインで若手が少ない」
「放任主義」

現在の社長の人脈で構成された幹部メンバーが中心的に会社を動かしている。会社としてまだまだ未熟な為、いい意味でも悪い意味でも人に依存している

環境の変化に合わせて、ほぼ毎年組織改正が行われているが、自身の所属組織を強く意識する機会は少ないため、あまり関係が無いように思える。トップからの説明が不十分なまま改革が行われ下部がそれに振り回されるなど、トップダウンな風向きが若干強い。組織改編に伴う戦略・業務・IT間の人材置換はほとんどない

若手に比べプリンシパル以上の人数が多く、マネージャ・アシスタントマネージャ層が不足している。「人が足りない」という声はよく聞かれ、赤字になっている原因は役員以上であると考えられるが、各役員がどのくらい売上に対し責任やノルマを負うなどの話もないので、なれ合っているように見受けられる。手を動かす人間が少ない

中途社員がメインとなっておりプロパーを丁寧に育成しようというより、ある程度人数を採用して勝手に育ったら儲けものという考えが強い。研修等の学びの機会も多くはないので、受け身になってしまうと、あまりこの会社の企業文化の恩恵がない

個々がプロフェッショナルとして独立することが大前提の文化であるため、会社が社員に対しサポート、メンタルケアを行おうという姿勢はほぼ見られない。社内ナレッジが不十分なため、自己研鑽は市販の本での自習がメインになる

ジュニアでもシニアでも手を動かさない人が基本的には多く、かつシニアは前職の輝かしい会社で干されたのか、燃え尽きたのかは知らないが、基本的にやる気がない

派閥間の争いこそないものの、有能な役員が有能な管理職をかこい、有能な管理職が有能な若手をかこう。若手でそこから漏れると、バイトでもできるような作業ばかりさせられる

組織によって文化の差が大きく、戦略系や先端技術を取り扱う部門はかなりフラットで自由や自主性を重視する一方、業務や旧来からあるシステム導入を取り扱う部門は会計系コンサル会社のようにピラミット的な上下関係が強い。組織の垣根を越えてプロジェクトにアサインされることも多く、組織間の風通しはよい

様々なコンサル会社出身がいることもあり、人によって仕事のスタンスが異なり、表面的にしか仕事ができない人もいれば、深く入り込んで仕事をする人もいて、スタンスの違いに戸惑うことも多い。外では通じない、社内固有の言葉が飛び交っている。また、度々言葉の定義が変わる独特の文化が特徴としてあり、カタカナを使いたがる人が多い

フリーアドレスで自由放任な社風。多様な価値観を認める企業文化であり、職階の高い人も自由に個性を発揮している。地頭が良い人が多いので、仕事を進める上で決めるべきことが早く決まり仕事はしやすい。ワンチームで仕事を進めることを推奨しているからか、まとまりは良い

2.職場環境


「風通しはよい」
「オープンなオフィス」

風通しは良く、上位者とも気軽に話せたり意見が言える風潮がある。経験豊富な上のクラスの社員との壁がほとんどない。社員間の距離が近く、若手がトップマネジメント層にコミュニケーションをとることも可能。

非常に自由な社風で、意欲や主体性の高い人は、手を挙げれば意見を聞いてもらえるし、人脈も自由に開拓できる。社員同士の交流も活発で、個性的でおもしろい人が多い

オープンなオフィスがオープンなコミュニケーションを後押ししている

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3.給料


年収480万・新卒2年目(コンサルタント)
年収480万・新卒3年目(プロジェクトマネジメント)
年収480万・新卒3年目(コンサルタント)
年収550万・新卒3年目(コンサルタント)
年収550万・中途2年目(コンサルタント)
年収650万・中途2年目(コンサルタント)

給与:年俸制、年収480万〜
賞与:なし
昇給:年1回

★職位別年数モデル
コンサルタント:480-700万
アシスタントマネージャー:700-900万、最短で新卒4年目
マネージャー:900万〜
プリンシパル:?

年俸制。以前は賞与制度があり年俸の約15%分を2回支給される形だったが廃止となり、年収の12分の1が月収となる。勤続年数などによって年収は変動せず、クラスアップによってのみ年収が上がる

給料の良さは、日系企業以上外資系企業未満。他のコンサルティングファームに比べ、ランクがあがるほど昇給量が低くなる。単純な給与の高さを求めるのであれば、他の外資系ファームを選択したほうが良い

同業他社と比較すると給料はやや低めだが、その分仕事量も少なく売上ノルマも緩い。院卒である事が全く考慮されないので、同年齢であれば、学部卒の方が高給である事が多い

最速ペースだと新卒4年目の途中でアシスタントマネージャーになり、年収700万円に達成する

基本的に職位によって給与レンジは決まっており、中途の場合、前職の給与を考慮した額で年収が決まるので、同クラスであっても、総じて新卒よりも給与が高い。前職給与によっては、入社後2年間特別手当が入る場合もある

労働裁量制となり残業代は支給されないため、ダラダラと残って仕事をする風潮は全く無い

昇給は年1回だが、ランクが上がらないかぎり昇給はしない。ランクについても単純な評価だけではなく社内政治のようなものも働いており、仕事の能力が高いだけではランクアップにつながる訳ではない

4.評価制度

人事評価は年に一度限り。自己評価→上長評価→評価会議の順で審査される

評価は年次ではなく、申請したクラスの期待値に見合った実績をプロジェクトで残しているかで判断される。プロジェクトの評価は現場管理職が行うため、実態を踏まえた評価がされる一方で、アサインされたプロジェクトによっては、現行クラスに見合っていない役割・タスクがふられることもあるため、どのプロジェクトにアサインされるかによって評価が変わりやすい

ここ最近の若手の昇進は、同期一斉昇進に近い状況であるが、社内の政治的事情で決まることも多い。仕事ができるかどうか以上に上司に気に入られるかどうか、どう見せられているかが重要となり、その時の会社の状況や、上司との人間関係に非常に大きく影響される

5.福利厚生

社会保険:あり、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険
住宅手当:なし
家族手当:なし
資格手当:なし
時間外手当:なし
交通費:全額支給
退職金制度:なし

福利厚生の充実度は低めだが、アシスタントマネージャー以下の共働き家庭には育児支援手当として毎月7.5万円が支給される

6.ワークライフバランス

同業他社と比較すると、ワークライフバランスは比較的調整しやすい印象。コンサルティング会社と思えないくらい良い

労働裁量制のため出勤・退勤時間の制約がなく自分の裁量で自由に調整できる。朝10時過ぎにオフィスを見てもまだほとんど人が居なく、夜8時ぐらいにはほとんど人が退社している

残業も深夜を超えてまでやっているような、いわゆるブラック企業の残業ではない

しかしながら客商売なので、プロジェクトやクライアント次第で大きく変わる。非常に厳しいプロジェクトも存在し、プライベートに時間を割けないケースもある

客先常駐型のプロジェクトは拘束時間が長いため、時間のコントロールが必ずしもしやすいわけではない

裁量の少ない若いうちは、自分で調整することは難しいが、少し上のクラスの人は、うまく休みをとっている人は多い

業後同期と飲みに行ったり、休日に一緒に遊びに行ったりする社員も多い。休日出勤はたまにある程度

7.退職理由

「『シグマクシスだから』といった強みが何もない」

「当初のビジョンとは異なり、特徴のない小規模総合系ファームになってしまった」

「給与の低さとプロモーションスピードの低さ」

「成長できる環境ということを売りにしているが、他社にもたくさんあるようなプロジェクトにアサインされてタスクをこなすだけ、成長するかどうかは自分次第」

総評

シグマスシスは2008年、三菱商事株式会社とベルギーのRHJインターナショナル(RHJI)との共同出資によって設立されたコンサルティング企業。2013年に東証マザーズに上場、2015年の売上高は約95億円、従業員数は390名となっている

組織は毎年改変されるが、プロジェクトベースでアサインされることが多く、社員の部署への帰属意識は希薄だ。組織を跨ぐ人材の配置転換は殆ど行われない

プリンシパル以上が多く、中間層となるマネージャーやアシスタントマネージャー層が少なく、社員構成としては中途採用が多い。新卒も採用しているが、会社が一から十までお膳立てして育てていくという意識は弱く、むしろ放任主義で能動的に働きながらスキルアップを目指していく風土

多少なりとも派閥意識はあり、上司は優秀な部下を囲いたがる節が強い。様々なコンサルファームから人が寄せ集められてるため、仕事の進め方や考え方が異なり戸惑う人も多いようだ。社内でしか通用しない用語やカタカナを使いたがる人が多い

職場の風通しはよく、職位に関係なくフランクにコミュニケーションを図ることができる。自由闊達な雰囲気で、若手でも手を挙げれば意見することもできるし、ある程度裁量ある仕事を任せてくれる。地頭が良い人が多く意思決定も早いので、スムーズに仕事を進めることができる

給料は一般企業と比較するとやや高めで、同業他社と比較すると同程度かやや低めな印象。年俸制を採用しており、賞与は以前は支給されていたものの廃止となり、年俸の12分の1が月給となる

同業他社のアクセンチュアと入社3年目までの給与水準を比較すると下記の通りとなり、アクセンチュアの方が給与レンジが広いことがわかる

1.アクセンチュア:420-750万
2.シグマクシス:480-550万

昇給は年1回でランクがあがらない限り昇給はほとんど見込めない。昇給レンジをアクセンチュアと比較すると下記の通りとなり、アクセンチュアも昇進したタイミングで一気にあがるが、昇進しなくても年2-3%あがるので、アクセンチュアの方がやや昇給レンジがよいといえる

1.アクセンチュア:年2-3%、昇進時に一気にあがる
2.シグマクシス:ベースアップはほぼない、昇進のタイミングのみあがる

評価制度は年1回となり、自己評価→上長評価→評価会議の順で審査される。上長からの一方的な評価となるため、上長と相性がいい人や社内政治に長けてる人が評価を得やすい傾向が高い

また、アサインされるプロジェクトの実績が評価に繋がりやすいので、プロジェクト次第な側面もある。近年、若手は実績に関わらずほぼ横一線評価となるため、昇給や昇進もほぼ一緒となりやすい

福利厚生は同業他社と比較すると同程度の水準となり、全体からみても充実度は低いと言える。通勤手当は実費で支給されるものの、住宅手当や退職金はない。一方、アシスタントマネージャー以下の共働き家庭には育児支援手当として毎月7.5万円が支給される

ワークライフバランスは、同業他社と比較すると比較的良いほうだといえる。労働裁量制が導入されてるので、出社・退社時間は自身の裁量で調整することができ、夜遅くまで残業してる社員は少なく、毎日終電で帰るようなブラックな働き方ではない

しかしプロジェクト次第な面が強く、激務なプロジェクトにアサインされると夜遅くまで働いたり、休日出勤も必要だったりする。また、客先常駐だと自身の裁量で時間を調整しずらく、長時間労働となりがちだ

社員同士の仲が良いので、業後に飲みにいったり、休日も一緒に出かけたるする社員も多いようだ

設立当初は「三菱商事が出資したコンサルティングファーム」ということで三菱商事のネームバリューの強さから脚光を浴び、5年目までぐらいは順調に売上を伸ばしてきたが、ここ数年は売上が頭打ちな印象が強い

同業他社とは一線を画す新進気鋭のコンサルファームとしての立ち位置を確立しようとしたが、結果的に案件も尖ったものが少なく、ごく一般的な中規模総合コンサルファームに落ち着いてしまった感が否めない

業歴が浅くこれからの成長が楽しみな面もあるが、明確な目的意識を持って入社しないと、そこそこの仕事をこなすだけの日々になってしまうだろう

会社のスタンスとして能動的に仕事に取り組む姿勢の社員を好む傾向があるので、指示待ち体質の人には向いてない会社といえる

マネージャーやアシスタントマネージャー層が不足しているので、同業他社に比べ出世はしやすいだろう。コンサル業界に興味のある方や成長意欲が強く新しい環境にチャレンジしてみたい方は、積極的にアプライしてみてほしい

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