アデコに就職転職すべきか口コミ評判から徹底分析してみた

アデコ株式会社について、1.企業体質、2.職場環境、3.給料、4.評価制度、5.福利厚生、6.ワークライフバランス、7.退職理由の計7項目から、ネット上の口コミや評判を徹底分析して就職転職すべきか考察してみました。時間がない方は総評をご覧下さい

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1.企業体質


「売上高世界No1の総合人材サービス企業」
「プライドが高い」
「給料・賞与制度が毎年変わる」

スイスが本社の日本法人。ブランド力が売り。世界的に見るとグローバルNo. 1の総合人材サービス会社で国内では4位ぐらい。昔はよく知られた大手だったが、一度業務改善停止命令をうけてからは他社に差をつけられている

どちらかと日本企業寄りの傾向が強いドメスティックな軍隊体質だったが、ここ数年で急速に外資化している。プライドが高く外資系であるという意識が非常に強い。海外とのやりとりも活発

外から見ると大変明るく良いところばかり見えるが、裏ではオシャレではなく地道な作業を、狭い部屋でもくもくと行うことが多い。以前のようなドンドン登録会をひらいて集めるという風土ではなくなってきている。国の支援を受けて紹介予定派遣をすすめることで、若者の就職率を上げ、社会貢献をする企業としてアピールしている

海外本社から求められている収益と日本法人の実績の乖離が長らく続いており、それに伴い毎年の組織改編やルール変更が続いてしまっているため、経営陣からのメッセージや改革のアクションに対してやや食傷気味な感がある。戦略に従った組織とは思えず、基本的に1年単位でしか計画を定めていない。長期的な戦略もあるが、それと組織戦略の結びつきは脆弱である

給与・賞与に関する体制が毎年のように変わる。役員の入れ替えが激しい

社内にサービス毎に競合する部門が多く、社内での小競り合いが多い。技術系の派遣会社を買収したが子会社との連携が取れていない

管理職は思いつきで指示をする人間が多い。施策を合意して始めたものの、グタグタになることが多く、形骸化した大量の入力資料に営業が疲弊している

定期的なジョブローテーションはないが、挑戦する機会はあるので、社内公募でチャレンジしたいポジションに応募することはできる

社会貢献活動や社員教育にも力を入れ始めたので、自らがアンテナを張っていればいろんなチャンスがある

2.職場環境


「風通しは良い」
「人間関係は良好」
「若手が多い」
「外国語が飛び交う光景は無い」

風通しは良く働きやすい。それほどお互い干渉することはなく、人間関係はいたって良好。良くも悪くも緩い感じの雰囲気

若い層が多いので、部署によっては体育会系要素もある

外資系だが外国語が飛び交うといった光景はない

雰囲気は支社によって異なる部分が多いが、人材会社ということもあり、全体的に人好きで面倒見の良い方が多い。業界柄か柔らかな物腰の社員が多く、良い人が多い。他人の足を引っ張って点稼ぎをするようなタイプの人はほとんどいない

ダイバーシティの流れがあり、多国籍に活躍される社員も多い

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3.給料


年収400万・新卒1年目(営業)
年収500万・新卒3年目(営業)
年収480万・新卒6年目(リーダー)
年収750万・新卒7年目(マネージャー)
年収400万・新卒8年目(営業)
年収330万・新卒10年目(営業事務)
年収300万・中途1年目(営業アシスタント)
年収600万・中途1年目(営業)
年収450万・中途2年目(営業)
年収500万・中途2年目(営業)
年収300万・中途4年目(営業サポート)
年収550万・中途6年目(リーダー)
年収700万・中途8年目(営業)
年収380万・中途10年目(営業アシスタント)
年収400万・中途10年目(営業アシスタント)

給与:月給制、大卒228,500円
賞与:年2回

★職位別年収モデル
部長:800-1300万
課長:530-750万
リーダー:500万前後
役職無し:400万前後

月給制で残業と業績賞与で稼ぐイメージ。若い頃の給与水準は高いが、年功序列ではないため、昇級昇進は実力次第

標準的な給与水準で、支店長以上の給料は比較的よい

賞与は年2回、平均固定2ヶ月+変動3ヶ月。業績連動賞与の変動が大きく、予算達成すれば収入は上がるが未達だと厳しい

残業代は別途支給され、営業手当の名目で10時間2万円という計算方式。1分単位で残業代が支給される

契約社員は、3ヶ月ごとの契約更新で時給を決定され、時給は会社全体の売り上げに左右されるので、必ずあがるわけではなく下がることも多い

4.評価制度

数値目標を決めて、達成度合を測る一般的な目標管理制度がある。項目は部毎に部長リードで管理職の総意で決める

評価に関しては数字が全てで、数字が評価に直結される。やったらやったぶんだけの賞与体系なので増減も激しい。数字を残せない人は評価は悪くなるし、下手したら左遷される。結局は営業利益ベースでの評価になってしまうため、プロセスへの観点は低い

実力主義であり、若いうちでも出世できる。社歴、年齢に関わらず実力のある社員が上に上がっており、普段のモチベーションにも繋がっている

一方、賞与の仕組みが毎年変わり、複雑なためわかりづらいので、社員も辟易している

項目によっては利益目標を達成しても、平均的な評価を得れない等、部によって評価基準が大きく異なる

外資系特有の会社で自身でどれだけ成果を挙げたかをアピールしないと評価されない

昇進昇格の面接がなく、若干の不透明さが懸念される

数字で評価しにくい部署の場合、定性評価が重視されるがあまりKPI管理なさてなく、上司によって評価が全く異なる傾向にある

5.福利厚生

社会保険:あり、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険
住宅手当:なし
家族手当:なし
資格手当:なし
時間外手当:全額支給
交通費:全額支給
退職金制度:なし、確定拠出年金

福利厚生はスポーツクラブの利用程度で、家族手当や住宅手当はなし

6.ワークライフバランス


「フルフレックスタイム制」
「有給は比較的取得しやすい」
「時短制度は積極的に活用されている」

配属先によって残業時間の多寡が異なるが、最近はコンプライアンス遵守の観点から長時間労働の抑制意識があり、残業の削減に全社的に取り組んでいることから、以前よりも早い時間での退社が可能になり、プライベートの時間は取りやすくなっている。また有給取得も推奨されているので、そういった面では改善傾向にある

フルフレックスタイム制を導入しているので、自分の裁量で調整しやすい。基本的に朝はゆっくりできるし、予定のある日だけピンポイントで早く帰ったりできる。早く帰っても白い眼で見られたりもしない

しかし、抱えてるクライアントやスタッフが多くなると、どうしても業務量が増えてくる為、残業が増え、帰宅時間が遅くなる。求職者との面談時間が夜からということもあるので、事務作業を終えると遅くなっていたということもある

営業はどうしても帰社後に担当スタッフの対応や、派遣先への人材紹介などの業務に追われるので、定時退社はかなり難しい。時間度外視で取引先と連絡をとっている部分があり、繁忙期には休日出勤もあり、仕事とプライベートを切り分けできてない人も多い

残業代は月10時間の手当てを超えると全て支給されるが、残業は規制され一定以上の時間はできないようになっているので、地方の拠点ではサービス残業をしている光景も見受けられる。アウトソーシングの現場は比較的残業が多い

完全週休二日制で土日祝日は休みとなる。休日出勤はよほどの繁忙期や数字が悪いときしかしないので、休日はしっかり休める

有給は割と使えるので、同業界の中では割りと良い方

年末年始やGWといった長期休暇は取得しやすく、連休もそれなりにとれる

時短制度は積極的に活用されており、女性も働きやすい環境は整っているが、リカバーはあまり考慮されない

実績があり、今後の会社への貢献も期待できる状況であれば、語学留学等の理由での休職も認められている

7.退職理由

「営業拠点縮小の傾向があり、リストラをしないまでも時間外の抑制が顕著に表れてきた」

「残業が多い、プライベート(休みの日)にまでクライアントやスタッフから連絡があることもあり、仕事と休日がうまくわけれない」

「出世は多分に政治によるところも大きくあり、社内の根回しや調整に時間がかかる点があまり生産的とは言えない」

「重要な意思決定において東洋人を下に見る印象を新経営陣に感じ、会社に尽くす意欲が棄損された」

「昇給のペースが良くない」

「基本給の設定水準が低いため、残業量により給与額が変動する」

「賞与が不安定であり、生活設計が立て辛い」

「組織編成や会社の方針がコロコロ変更されるので、現場はそのたびに混乱が生じている」

「SV社員は割に合わない。残業代は全部出るが基本給が低く、無茶を平気で要求される」

「SV職は業務へのモチベーションをどこに見出すのかが難しく、悩みが尽きなかった。相談しようにも近くに相談相手は一人もいなかったため、自分で退職を決めた」

総評

アデコはスイスに本部を置く総合人材サービス企業。世界60ヶ国以上で人材サービスを展開し、売上高は総合人材サービス企業として世界第1位を誇る

日本法人はアデコの前身であるアディアが、1985年に設立したことに始まり、2004年にアデコ株式会社に社名変更し現在に至る。国内の売上高は約1,500億円、従業員数は2,600名

外資系だが日本企業気質が強かったものの、トップが交代したこともありここ数年で急速に外資化している

毎年のように組織や制度改革が行われ、振り回されてる社員も多い。1年単位の短期的な計画が多く、長期的な計画を遂行する実行力が脆弱である

給料や賞与に関する制度も毎年のように改変され、辟易している社員も多い

職場は風通しがよく、人間関係も良好。外資系だが外国語が飛び交う環境ではない

業界柄、優しく物腰が柔らかく面倒見の良い、いわゆる良い人が多い印象。他人を蹴落として出世しようという人はあまり見かけない

若手社員が多く、またダイバーシティーが推進されているため、多国籍の社員も多く活躍している

給料は月給制となり、給料に占める賞与の割合が大きいので、賞与の多寡で年収は大きく変動する

同業他社と入社10年目までの給与レンジを比較すると下記の通りとなり、若手のうちは比較的給与水準はよいが、年次を重ねる毎の昇給率はやや弱い印象を受ける

1.リクルートキャリア:350-900万
2.リクルートスタッフィング:400-850万
3.アデコ:400-750万
4.ネオキャリアネオキャリア:300-700万
5.インテリジェンス:350-480万

賞与は年2回、平均固定2ヶ月+変動3ヶ月となり、業績連動のため業績に左右されやすい仕組みとなっている

同業他社と賞与を比較してみると下記の通りとなり、評価や業績により個人差が激しいが、もらえる人は業界トップクラスの支給を受けられる

1.リクルートスタッフィング:平均4ヶ月
2.アデコ:平均2-5ヶ月
3.インテリジェンス:平均2-5ヶ月
4.ネオキャリア:賞与無し
5.リクルートキャリア:不明

昇給は実力次第となり、残業代は1分単位で別途支給され、営業手当の名目で10時間2万円という計算方式になっている

評価制度は数値目標を定め、達成度を評価する方式となっている。数字が全てで、成績が良ければ評価も自ずと高い評価をもらえる

一方、ある程度自分からアピールしないと評価されにくい部分もあり、部によって評価基準が異なり、目標を達成しても平均的な評価に落ち着いてしまうこともある

昇級は比較的実力通りの昇進となっているが、昇級面接はなく、昇級のプロセスは不透明な印象が強い

福利厚生は最低限の内容となっており、同業他社と比較すると下記の通りとなり、どの会社も福利厚生はほどんど充実していないといえる

1.アデコ:住宅手当なし、家族手当なし
1.ネオキャリア:住宅手当なし、家族手当なし
1.リクルートスタッフィング:住宅手当なし、家族手当なし
1.リクルートキャリア:住宅手当なし、家族手当なし
1.インテリジェンス:住宅手当なし、家族手当なし

ワークライフバランスは会社として長時間労働を是正しようと残業時間の抑制に取り組んでいることもあり、以前より早く帰宅できる社員も増え、プライベートの時間はとりやすくなっている

フルフレックスタイム制なので自分の裁量で出社退社時間を調整でき、時短勤務も可能なので、働き方に柔軟性を持たせている

一方、営業職は担当するクライアント対応や夜に求職者と面談することもあり、なかなか定時であがることは難しかったりする

完全週休二日制で普段はきちんと休めるが、繁忙期や数字が悪いときは休日出勤することもある

部署や職位によって異なるが、全体的に有給は取得しやすく、年末年始やGWなどの大型連休はしっかり休める

同業他社とワークライフバランスの調整のしやすさを比較すると下記の通りとなり、ワークライフバランスが比較的調整しやすいといえる

1.アデコ:フルフレックスタイム制、有給も取得しやすい
2.リクルートスタッフィング:フレックスタイム制、休日はしっかり休める
3.リクルートキャリア:フレックスタイム制、20時頃まで働くのがデフォルト
4.インテリジェンス:フレックスタイム制、22時にパソコンが強制シャットダウン
5.ネオキャリア:21時まで働くのがデフォルト、休日出勤も当たり前

外資系ということもあり、成果が直接給与に反映されやすく、実力相応の職位が与えられる印象が強いので、バリバリ働いて昇給も昇進も果たしたい人に向いてる会社といえる

若手でも裁量ある仕事を任せてくれるので、やりがいを感じることも十分できるだろう

一方、定時あがりや年功序列で給料もあがっていくようなホワイトな環境で働きたいと考えてる方には不向きな職場だろう

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