日本生命保険相互会社について「1.企業体質」「2.職場環境」「3.教育・研修制度」「4.給料」「5.評価制度」「6.福利厚生」「7.ワークライフバランス」「8.退職理由」の計8項目から、ネット上の口コミや評判を徹底分析して就職転職すべきか考察してみました
1.企業体質
「年功序列」
「終身雇用」
「男尊女卑」
「古い体質」
「役職重視」
「上下関係が明白」
「職種間の階級意識が強い」
「年功序列」「終身雇用」といった日本の古き良き時代を彷彿させるワードが盛んに使われる会社で、良くも悪くも古典的な企業。役職が重視され役職が上がるにつれ発言権も増す
年功序列・終身雇用制度を重視しているという点において、三菱東京UFJ銀行と似ている
業界トップの企業としての誇りや意地が強く、社員もプライド意識が高い人が多い
一般職、総合職、営業系総合職など様々な職種があるが、職種間の階級意識は強い
社長や役員が現場経験が少ないためか保険を売ることの大変さを理解してない人が多い。そのため無理な経営計画を立てるので現場は毎回厳しいノルマを課せられる
古き良き日本企業から効率経営への脱却を図るも体がでかすぎて方向転換出来ずにいる
毎年の人事異動が全社の大きな関心事
2.職場環境
「女社会」
「体育会系」
本社と支店で雰囲気は大きく異なる。支店は生保レディーを中心に女性が活躍するバリバリの女社会
支店にもよるが体育会気質が未だに残っている。営業はノルマ達成のため日々契約獲得に奔走し、ノルマが達成できなかったら上長から厳しい詰めも
終身雇用に近い制度で一定期間在籍すると定年退職後もニッセイ独自の年金を受け取りながら嘱託でも一生働ける。成功者になれば殆どの人が働き続ける女性の職場
PRのためと思われる社内イベントが多く、行きたくないが仕方なく行っている人が大半
3.教育・研修制度
研修制度はしっかり設けられているので資格もみっちり取得することができる
特にはじめの研修が厳しく日経を自腹で購入させられ、記事について発表しあったりする
4.給料
「年収300万円・新卒1年目(営業)」
「年収280万円・新卒2年目(営業)」
「年収300万円・新卒2年目(法人営業)」
「年収350万円・新卒2年目(法人営業)」
「年収300万円・新卒3年目(営業)」
「年収450万円・新卒3年目(法人営業)」
「年収500万円・新卒3年目(営業)」
「年収650万円・新卒3年目(営業)」
「年収600万円・新卒4年目(営業)」
「年収400万円・新卒6年目(営業)」
「年収500万円・新卒6年目(事務)」
「年収800万円・新卒11年目(事務)」
「年収150万円・中途1年目(育成リーダー)」
「年収180万円・中途1年目(営業)」
「年収350万円・中途2年目(営業)」
「年収900万円・中途9年目(営業)」
「年収1000万円・中途10年目(本社)」
毎月の給与は前年の評価を反映した固定給で、基本給は年功序列で毎年ちょっとずつ上がる
昇給は年1回
賞与は夏と冬の年2回、夏より冬の方が多い。営業職の場合契約件数に応じてボーナスは変わるが、突出した営業成績を残した人以外はあまり差はないようだ。また、あまり契約が取れてない場合はボーナスがカットされることも。また解約者が多ければその分ボーナスも減額する
残業代は営業職の場合営業手当として毎月固定額(新卒は6万円)が支給される
新卒1年目:基本給14万、営業手当6万、地域手当2万、家賃補助2万、ボーナス20万(7月5万、12月15万)新卒1年目は契約件数に関わらず給与・賞与は全員同じなので、頑張っても頑張らなくても給料は変わらない
新卒2年目:基本給14,5万、営業手当6万、地域手当2万、家賃補助2万、ボーナス30万(7月30万、12月30万)新卒入社2年目も1年目と同様に給与・賞与は全員同じ
新卒3年目から評価や営業成績に応じて給料に差が生じ始める
順調に年次を重ね社内昇進していくと新卒10年目で1000万円の大台に乗る
営業だと取引先の方への贈り物や日々提供するものなどはすべて実費精算
毎月3件ペースだと年収300万が目安
営業職を外れると全く昇給しない
フルタイムの契約社員は時給制で年収250万位。賞与、昇給なし。残業は10分単位でつけられる。正社員に採用された場合、月給となり賞与も支給されるが賞与は新卒採用とはかなりの差がある
キャリア職は初めの2年は時給制で1600円で交通費別。ボーナスは年1回で給料の1ヶ月分ほど
残業代が全額支給されたり年収の高さという点において、同業のソニー生命の方が待遇はよさそうだ
5.評価制度
新卒1年目は契約件数に関わらず全員が同一評価
営業の場合、契約件数のみで判断されるため、プロセスはほとんど評価に考慮されない
いつまでに成績を取ると表彰されるなどといったモチベーションを上げる施策は色々とある
人事評価はかなり改善されつつあるが、結局のところ上司に気に入られるかどうかに依るところは大きく、人との繋がりが出世を左右する。毎年目標を達成しても上の人間にゴマをするのが苦手だと、出世レースで遅れることも
3年間営業を経験しないと他部署へ異動できない
サービスキャリア、キャリア職はどんなに頑張っても評価は一律
契約社員は評価によって時給が変わることはない
6.福利厚生
大企業だけあって福利厚生はしっかりしている。健康保険も手厚いのが良い。年間の成績が良いとパーティーに参加できる
手当は、営業手当(見込み残業代)が新卒だと6万円、住宅手当が2万円、地域手当が2万円
単身者向けの寮も完備されていて1〜2万円で住める
7.ワークライフバランス
「ワークライフバランスは調整しずらい」
「上司が帰らないと帰れない」
「残業が美徳」
「有給取得率は低い」
休日はカレンダー通り
営業職の場合、成績さえある程度あげておけば、早帰り等し放題である。逆に成績が芳しくないと、土日も強制的にテレアポやアポの取得をさせられる雰囲気
成績が取れていて、上司と上手くやれればバランスは取れる
社用携帯は常に持ち歩いているので、家に帰った後や休日も対応しなければならないときがある。完全にプライベートとのオンオフがしっかりしているわけではない。振り替え休日も取りにくい環境のためバランスを調節するのは難しい
毎週水曜日は早帰り日で午後6時までに退社、その他の日も午後8時までに退社をすることが推奨されているが、実際は支店や上司によって取り組み具合は異なる
サービス残業も多く、未だに残業が美徳だと考える人が多い。定時後こそ勝負の時間という雰囲気もあり、そもそも定時という概念がないように感じる。アポイントが取れない時は休日出勤もしくは休日に家でテレアポをさせられる
有給の取得率は低く成績が芳しくない人は有給を取ってはいけないという雰囲気があり、有給は溜まっていく一方
しかし、最近は改善されていて、労働時間については厳しく管理され、役職ごとに退社時間が決められており、若手社員はその時間を超える場合は申請制となった。有給休暇についても、月1回取ることが奨励され、部署の全員が取得している
現在は女性の活用も進み、育児休暇なども取得しやすいようだ
同じ営業職でもみずほ証券は休日もしっかり休めるし毎日19時退社を徹底していて残業代も全額支給されるので待遇は良さそうだ
8.退職理由
「役職者よりも、仕事をしても評価されない。契約社員なのに、役職者に教育をしている」
「この先ずっとこの企業にいるメリットを感じないから。また、結婚・出産後もこの会社で働くのはできないと感じた。復帰している人もいるが、多くの人は復帰できずにやめている現状をみるともっと環境のいい職場があると思った」
「4年目で異動をしさまざまなスキルを身につけたいと思っていた。しかし実際は異動枠が少なく、4年目以降も営業する人が多いのが現状。成績を出しすぎていたら営業に残ってほしいと懇願される始末。長く働き続けるのはかなり難しい」
「年功序列であること、上のポストが埋まっている」
「マネジメント経験など若い年齢からより多くの経験を積みたいと考えベンチャーへ転身」
「業務内容は事務的なものが多くテクニカルなものは少ないため、成長するフィールドが準備されていないように感じた」
「会社全体の売り上げも確実に下がっており、将来的に年収が下がるのは目に見えており、自身の向上心を優先して退社を決意」
「会社のやり方が強引でついていけなかった」
「営業が向いていなかった為。既契約者様にさえ嫌な顔をされる事が多く、精神的に耐えられなかった。また、個人事業主となるので交通費や経費も自費負担。確定申告などで申告等が面倒。給料も最初のうちは保証されてるが、年数が経つと自身の営業成績が全て。売れる方は稼げますが売れないと生活できないくらい」
「配属先によって育成の仕方や業務分担、責任の持たせ方に偏りがあり、同じ契約社員でも部署により扱われ方は大きく違うこと。また、中途採用の正社員は、新卒の正社員とは給与体系が違うので同じ仕事をしているのに仕事に対してモチベーションが保てない」
「古い体質、文化、女性同士の人間関係にストレスが絶えなかった」
「社内では宗教のようにこの会社は最高だと繰り返し、大きな企業に勤めさせていただいてることに感謝しなくては、と言われる」
「拘束時間が長く、体力的にきつかった。結婚してから続けていくことは難しい」
「成績がでないとなかなか夜も帰りづらく会社にも居づらくなる。目標が達成すれば、特に上司から何も言われず休みもとりやすくなる。休みをつなげて海外旅行も何度か行かせてもらった。しかし、上司が変わると営業所もがらりと変わりやりづらくなる。将来のことを考えたときに残業時間が多すぎしかもサービス残業で家庭との両立が難しい」
「人事評価の正当性は十分にあったのですが、自身の成長がまったく見込めないことを感じたため」
「育成期間中は給与保証があるが顧客へ会いに行くための交通費は自腹。プレゼント等も自腹。コピー代、会社指定のPC端末代、お茶代等雑費もかかる。契約を取れれば給与も上がるが、出て行くお金も考えると割に合わない」
「産休を一度目はとれたが、二回目になると、厳しいノルマを課せられ、会社に残ることが厳しくなる。二回目の妊娠で辞めていった人が沢山いた。ノルマが厳しく、毎朝ノルマの達成状況を確認させられた。精神的に相当タフでないと厳しい」
「個人事業主の生保レディの統率。休みがなく、家族の対応に苦慮。また、支社長からの強烈なプレッシャーとの日々戦い。命削ってる分、額面給与は良いものの、個人持ち出しも多く、全く割りに合わない」
「お客様にあわせて、アポイントをとるので、土日祝日に出勤することになる。平日も休めないので、プライベートがない」
総評
生保業界および日本を代表する大企業であることもあり社員のプライド意識は高く、年功序列・終身雇用といった昔ながらの制度を大切にしている会社
実態は全国各地の営業拠点を中心に活躍するゴリゴリの生保レディーが活躍するバリバリの営業会社で、ライフワークバランスなんてお構いなし、とにかく契約を取ることを最優先に掲げる軍隊みたいな組織
そのため、サービス残業が常態化して営業成績が悪ければ休日出勤は当たり前、有給もまともに取得できない。毛の生えたブラック企業もビックリするぐらいの労働環境。残業をすることが美徳と主張する社員も多いようだ
新卒も最初の3年間ほどは現場で営業させられるようで、最初の2年間は評価や営業成績に関わらず給料は横並び。そりゃどんなに頑張っても評価が同じならモチベーションも上がりづらいはず
新卒入社4年目でやっと異動することができるが、異動できる人はほんのの僅かで多くがそのまま営業人員として働かされる。このタイミングで同社内でのキャリア形成に見切りをつけ、他社へ転職する人が多いようだ
結局残るのはダントツで営業成績を残してボーナスで金銭的な見返りを受けてる人達と年功序列というエスカレーターにしがみついて年次と社歴を着実に積み上げながら一生を捧げようと考えてる人達だけ
大企業ということもあり研修制度や福利厚生は充実しているので、レールの上に乗った人生を歩みたい人にはピッタリの会社かもしれない
一方で、若い社員がバリバリ働いて結果を出しても役職や社歴がものいう組織なので、上司をブチ抜いたり積極的に責任ある仕事を任せてもらえる環境ではない
もっと若いうちから裁量権を与えられ仕事を任せてもらい様々なスキルを身に付けたいと考えているのであれば、サイバーエージェントのようなIT系の企業に就職することをおすすめしたい
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