株式会社帝国データバンクについて、1.企業体質、2.職場環境、3.給料・年収、4.評価制度・人事評価、5.ワークライフバランス、6.退職理由の計6項目から、ネット上の口コミや評判を徹底分析して就職転職すべきか考察してみました。時間がない方は、7.総評をご覧下さい
目次
1.企業体質
「オーナー企業」
「後藤一族のための会社」
「トップダウン」
「男社会」
「売上至上主義」
「営業偏重」
帝国データバンクという社名だけ聞いた人は「会社についてリサーチしたデータを売って儲けてる会社」というイメージを持つ人もいるかもしれないが、実際は調査会社という仮面をかぶったゴリゴリの営業会社
創業者一族が世襲で社長を勤める完全なるオーナー企業。「後藤一族のための会社」と揶揄されるぐらいオーナー色が強い会社で、方針などはトップダウンで決まる。そのため、現場でも同じ体質にあり管理職からのトップダウンの指示によりかなり振り回される
トップダウンで決定するといえばニトリもそうだが、ニトリの場合はスピードを重視するためのトップダウンであり、帝国データバンクは単にオーナーの意向を反映させるためだけのように感じる
販売している出版物は印税として一部後藤一族の収益となっている
100年を超える業歴があり、帝国データバンクの名前を出せば、7〜8割の確率で企業経営者や幹部と直接アポイントがとれる。民間の調査会社のトップであり、信用調査会社としては圧倒的なブランド力を有する。企業自体の安定感は非常に高い。調査報告書が主力商品
古風な会社で悪い意味で昭和の企業。情報を扱う会社なのにITやネットに理解がなく、システムも昭和から使ってるんじゃないかと思うくらい古い。アナログな業務が多く柔軟性に欠ける社風
良くも悪くも帝国データバンクのブランドに誇りを持って仕事をしている人が多いが、それにあぐらをかいている面も見られる
古い体質からの脱却しようとしてるが、外から見つめ直す機会がなかなか無く変化できずにいる
100年近く続いたビジネスモデルに固執し現在も続けようとしているが、縮小していくのも時間の問題であることをあまり気づいていない
リスクモンスターやSPEEDAといった多くのベンチャー企業についても社内認知度は低く競合として認識しようとせず、猛烈な後追いがあることをわかっていない
2.職場環境
「風通しは悪い」
「上司絶対主義」
「人材の入れ替わりが激しい」
経営上層部からトップダウンで決定事項が降りてくるため、上司に意見を言うことができず風通しは悪い。理不尽な要求にも耐えざるを得ない
上司絶対主義、上司が黒といったら白いものも黒になる。役員の派閥争いお気に入り争いは絶えずあり、敗れると降格か辞めていく人が多い
支店長に対して意見は言えないし、部長は支店長の飼い犬のごとく媚びを売っている為、出世するにはいかに上司に媚びを売れるかにかかっている
課長職になると今まで優しかった人物でも途端に豹変してしまい、社員に対して仕事量でも精神的にも圧力をかけてくるようになる。また課長職もその上の階層の支店長や部長から圧力をかけられ、精神的に追い込まれて退職する人も多い
部署は大きく外勤(調査・営業部門)と内勤部門の2つあるが、労働環境は同じ会社とは思えないほど異なる。調査・営業部門は体育会系、内勤部門は文科系
外勤は花形ではあるが、労働環境は厳しい。始業時間は9時であるが朝は7時から7時30分頃には出社しなければならない文化がある
ノルマが半端じゃなく多く営業成績が悪ければひどい叱責があり、数字を無理やり作るよう促されることも多い。また、後藤一族に印税が入る年鑑の営業は理不尽である
実力が優先され、学閥などはない。外勤では数字を挙げた人間が優秀であり、数字こそが最優先される。内勤は数字が挙げられなかった、又は内勤の方が合う人が多い
厳格なノルマ設定と徹底した営業指導、平日のサービス残業、土・日の持ち帰り残業(家庭でこっそり仕事)などに失望し、人材流出がとまらない
また、2010年前後より、長年の企業文化にそぐわない強制的な転居を伴う人事異動も加わった。そのため、ベテラン・中堅社員にとどまらず、新入・中途社員でも早い人では入社数カ月から1年程度で見切りをつけ退職していく
なお、退職者が増加すれば、その分(仕事)を既存社員がカバーせねばならないが、生き残った者への更なる業務負荷の増加が、新たな退職者を生むという悪循環に陥っている。この負のスパイラルがここ数年続いており、社員数は相当減っている
その証拠にどの支店でも調査員(という名の営業マン)の募集が年中かけられていて、離職率は20%とも言われている
3.給料・年収
年収350万円・新卒1年目(内勤)
年収350万円・新卒2年目(法人営業)
年収400万円・新卒3年目(管理部門)
年収350万円・新卒4年目(管理部門)
年収400万円・新卒4年目(営業)
年収500万円・新卒4年目(本社)
年収450万円・新卒5年目(営業)
年収500万円・新卒6年目(営業)
年収700万円・新卒15年目(営業)
年収400万円・中途1年目(営業)
年収480万円・中途2年目(営業)
年収500万円・中途3年目(営業)
年収700万円・中途5年目(営業)
年収600万円・中途7年目(営業)
年収700万円・中途9年目(営業)
年収750万円・中途10年目(営業)
新卒1年目:基本給21万、住宅手当2万弱、賞与(夏6万、冬50万)、年収350万。新卒は全員内勤スタートなので年収にほとんど差がつかない
毎月の月給は固定給
昇給は年1回、基本的に年功序列を前提とした歩合制なので悪くても毎年1万円ほど昇給する、良ければそれ以上昇給も可能
賞与は年2回、営業成績が強く反映されるので営業成績が良いとボーナスもがっつり貰え年間200万円程度。営業職は賞与とは別に営業給として100万〜400万円程度支給される
営業成績が良いと昇格試験にノミネートされ試験に受かれば昇格するが、地方だとなかなか昇格しにくい傾向もある
営業成績が良い方は年収800~1000万円は年齢に関係なく稼いでいる。マネージャークラスは年収1000万円超、30代でも1000万プレーヤーは多い
新卒入社4年前後の営業職で営業成績がよければ、三菱東京UFJ銀行やみずほ証券勤務の同期より年収が高くなることもありえるだろう
年収は同年齢と比べるとやや高いが、地域総合職は総合職の80%賃金となり、同年齢とそこまで差はない
外勤の残業は月100〜150時間程度、残業代は申請すれば支給されるがとても申請できる雰囲気ではないので、サービス残業を暗黙の了解とさせられている
外勤で営業成績が良ければ賞与はがっつり支給されるが、そもそも膨大な仕事量をこなす必要があり、休日も仕事を持ち帰ってこなすことが多々あるので、実労働時間と比較すると給料は高いとは言えない
内勤の場合、給与水準は低く抑えられているため、調査員もしくは営業部に配属されない限りは昇給は期待できない。仮に昇格しても30歳で500万に満たない
内勤だとメガバンクや通信大手と比べて30歳になる頃には倍以上差がついてしまう。早慶クラスを卒業している場合、将来的に劣等感を味わうことになる
契約社員の月収は20万から25万と幅があり、MAX25万で頭打ち。賞与は支店の業績にもよるが3万~8万5千円程度
4.評価制度・人事制度
オーナー企業であることから社長一族が幅を利かせており、社長や管理職に気に入られたら昇進・評価を得やすい環境
努力よりもどの上司に気に入られるかが重要
調査は出来て当たり前で営業の評価が大きい、反対に営業が出来ていると調査に問題があっても多少は目をつぶってもらえる
内勤部門は目標が数値化できないため、上司の好き嫌いで評価されるため、結果としてそれが評価に反映されることになる
5.ワークライフバランス
「プライベートの犠牲は必須」
「持ち帰って仕事をやることが多い」
「とにかく業務量が多い」
「社内イベントは少ない」
完全週休二日制
ワークライフバランスの調整のしやすさは、外勤(調査・営業部)と内勤で大きく分かれる
外勤の場合、仕事量が膨大で勤務時間内に終わらないことが常態化しているので、ワークライフバランスは非常に調整しづらい
事務所を19時半以降は使えなくしたりノー残業デーを設けているが、ほとんどの人が仕事が終わらず持ち帰り残業が常態化しているので、見かけ倒しになっていることは明らか
以前より日中営業に追われることが多くなったこともあり、報告書を勤務時間外に作成している状況。調査報告書は月間30件作成する必要がある。時間外勤務が月100時間を超え、すべてサービス残業。有給はとてもじゃないが消化できない
内勤の場合、ほとんど残業をせずに済むため、バランスは取りやすい。仮に残業したとしても残業も世間並みであるため土日しっかり休め、プライベートもそれなりには楽しめる
有給休暇も比較的取得しやすい環境
休日に会社のイベントなどはほぼないため、平日と休日を切り分けることはでき、平日についても社内イベントは少なく、そういった面でプライベートを犠牲にすることはない
6.退職理由
「心身共にすり減らす調査営業職を将来的にも続けたいとは思わなかった」
「調査営業職から内勤への異動を希望した場合、大半の社員が一般職にさせらた。給料は調査営業職の60%とかなり減額になる」
「昔は転勤は管理職(支店長クラス)しかなかったが、近年はメンバーも地方転勤が増え、地方転勤はいわゆる片道切符で、ほとんど戻れることはない」
「残業代の出ない残業が多すぎる」
「自分のキャリアステップがイメージできなくなった」
「増収増益を続けており、収益力は非常に高い。しかしそれは、社員に無理なノルマを課していること、実質的に持ち帰り残業を強要して残業代をカットしていること、社員を精神的に追い詰めて給料が低い職種に追いやっていること、社員を劣悪な環境で働かせていること等によるもの。社員をひたすら鞭打ち、利益を出させてもろくに報いない会社で、ある意味電通よりも悪質。実際、定年まで勤める社員は年に数名しかおらず、長く働くことは不可能に近いため退職を決意」
「安定して働くにはよい会社だが、尊敬するような先輩やマネジャークラスは非常に少なく、これ以上社会人としての成長や価値を高められるような環境にはないと判断したため」
「実際に売上高もここ数年伸び悩んでおり、その打開策として営業面を強化していることは理解できるが、ただ単に商品キャンペーンを続けるのみで、具体的に顧客にとって魅力的な商品が開発されるのでもなく、明らかに時代錯誤と言える会社年鑑などの販売にも注力していた」
「調査報告書の作成は平日勤務後や休日にすることが常であり、ワークライフバランスもない。さらに残業代の申請は10時間程度で止められ、実際はその何倍もの残業をしていたが、申請自体してはいけない雰囲気が蔓延していた。そのような中、やりがいが低下していき、全国的に従業員の退職も続いていた。自分自身も年齢を考え、最後の転職機会と思い転職するに至った」
「業界最大手であるため、余程のことがない限り倒産することは無いと思うが、調査会社から営業会社に成り下がりつつある中で社内の雰囲気が悪くなっていくのを感じ、泥船に乗っているような感覚となった」
「週7日仕事のことを考えなければならず、将来続けていける気がしない」
7.総評
100年以上の業歴を有する民間調査会社の最大手の会社ということもあり、業界では圧倒的な知名度がある。そのため、帝国データバンクという社名を全面に押し出すことで普段なかなか会えない社長や役員といった決済権限を持ったレイヤーに比較的簡単にアポを取ることができる。調査対象企業について詳しく知ることができるので、その会社や業界に関する情報は自分自身にとって大きなに財産になるのではないだろうか
しかし、実情は調査会社というより会社年鑑を売らせるゴリゴリの営業会社で(もちろん会社年鑑だけを売らせる訳ではないが…)リサーチをやりたくて入社したのになぜか社長に頭を下げてお願い営業して会社年鑑をなんとか購入してもらうという営業を繰り返してる人も多いようだ
労働環境も過酷で調査営業部門に所属する外勤と呼ばれる人達の多くは早朝出勤が慣行となっているようで朝7時頃には出勤し、日中は調査対象企業へ出向きヒアリングを実施し、帰社後、調査報告書の作成を行うのだが、会社として19時半撤退を推奨しているため多くの社員が持ち帰り残業をしている
そもそも業務量が多いため平日の勤務時間内で終わらないことがほとんどで週末に家に持ち帰って仕事をするのが当たり前になっているようだ
月の残業時間は100時間を超え150時間との声もあり、日本の大手広告代理店の電◯さんもビックリするぐらいのブラック企業ではないだろうか
一方で、頑張れば頑張った分だけボーナスとして金銭的な見返りがあるので、若くして年収1000万円に到達することは十分可能だ。年功序列を前提した給与体系の企業ではまずあり得ないことなので、ガッツリ働いてガッツリ稼ぎたい人には最高の環境かもしれない。年収という点において、もしかしたら若くして高収入が稼げると有名なサイバーエージェントを抜くことも十分可能ではないだろうか
内勤は残業時間も少なく土日もしっかり休め有給も取得できる環境だが、評価が年収に反映されにくいので年収は上がりづらく、500万で頭打ちと言われている
新興企業の猛烈な後追いがあるが、長年築き上げてきたブランドと信用はそう簡単に揺るがないだろう。同社に就職転職する場合、年収よりライフワークバランスを重視したいのであれば内勤、がっつり稼ぎたい人は外勤(調査営業部門)をおすすめしたい
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