仕事量が増えていくメカニズムと対応策

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仕事量が増えるメカニズムとは?

仕事量は突然増える訳ではありません。仕事量が増えるには理由があります。一般的に仕事が増えていくメカニズムはというと…

仕事を頑張る

目標を達成する

評価が高まる

仕事が増える

振り出しに戻る

かなりざっくりですが、こんなイメージになります

つまり、仕事量が増える根源的な原因は「仕事を頑張る」ことなのです

仕事を頑張ることは社会人として会社から給料をもらってる立場としては至極真っ当なことで、全く問題ではありません

仕事を一生懸命頑張った結果、目標を達成して社内で表彰されたり、クライアントからお褒めの言葉を頂くこともあるでしょう

すると、社内での評価が高まり、部長や役員レイヤーの方から「君の噂は聞いてるよ、注目してるから頑張ってね」と労いの言葉を頂けるかもしれません

社内での評価が高まるということは、とても光栄なことですが、一方で特別任務のような自分宛の指名案件も増えてくるので以前より仕事の量は増えるものです

結果、振り出しに戻り仕事をさらに頑張って目標を達成しようとします

このサイクルが無限ループのように続いていくため仕事が際限なく増えていく訳ですが、人間は機械ではありませんので、どこかのタイミングでこの無限ループに陰りが見え始めます

その現象を1つずつ見ていきましょう

長時間労働が常態化

仕事量が増えると自ずと労働時間もそれに比例して増えていくものです。今までは18時にあがれていたのに、19時になり、20時になり、21時になり、22時になり、23時になり…

ついには、毎日終電という過酷な労働環境に陥ってしまいます

毎日終電まで働いても仕事が終わらないときはどうしたらよいものか…

そこで、真面目な人はこう考えます

「そうだ、持ち帰り残業をして家で仕事をすればいいんだ」

プライベートを犠牲にして仕事を頑張ろうとする訳です。まさにサラリーマンの鏡。きっと、上司は涙を流して喜んでくれているはず(そんな訳ないですが…)

仕事が多すぎるため、自らの貴重なプライベートな時間を切り売りして仕事をなんとか終わらせようと試みます

結果、休日も頑張って仕事をした甲斐もあり、目標を達成することができました

めでたし、めでたし(パチパチパチ)

すると、さらに社内での評判も高まり、仕事の量が増えます

さすがに毎日終電近くまで働いて、休日も仕事をしてる状況なので、もう捻出する時間がありません

このあたりから歯車が徐々に狂い始めます

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疲労や寝不足による体調不良

仕事が多すぎて毎日終電まで働いてると最初のうちは気づきにくいかもしれませんが、目に見えない疲労が徐々に蓄積されていきます。いくら20代だから徹夜ができるといっても、残業が多すぎて毎日終電生活を続けていては身体がもちません

常に倦怠感を煩うようになり、仕事中もあくびばかりして、集中力が維持できません

すると、ケアレスミスを連発するようになり、今まで普通にできていたことができなくなってしまいます

「こんなはずじゃない、もっとしっかり頑張らないと…」

自分を鼓舞して頑張ろうとしますが、こういう時は頑張ろうとすればするほどうまくいかないもので、さらにミスを連発してしまいます

「なんでこうなってしまうんだ…」

仕事が一向に終わらないため、ストレスは日に日に上昇

ついには、自分が嫌になり自己嫌悪に陥ってしまいます。自尊心も徐々に失われていく中で、今までは全く無かった新たな感情が芽生え始めます

「なぜ自分だけ仕事が多いのか?」という不公平感

人間は物事がうまくいっていないとき、その理由を自分でなく自分を取り巻く環境や他人に見出そうとします

「こんなに俺は毎日必死こいて頑張ってるのに、なんであいつは俺より仕事ができないくせに、毎日定時であがってるんだ」

と、一方的な不公平感を抱くようになります

もし評価制度に実力主義が導入されていれば、同期より仕事量が多くて、その分同期より給料を多くもらえるなら、まだ救いようがありますが、自分だけ仕事量が多くて、同期とほとんど給料が変わらないのであれば、不満は強く感じるでしょう

部署や役職や担当するクライアントやアサインされるプロジェクトによって仕事量は全く異なるため、仕事量に平等を求めるには無理がありますが、相対的に仕事量が多ければその分見返りを求めたくなるのが人間の性なのです

上司に相談して仕事量を調整してもらう

上司は部下をマネジメントするのが主な役割なので、もし自分だけ仕事の量が多過ぎると感じるのであれば、一度上司に相談してみるといいでしょう

このとき注意しなければならないのは、仕事はある程度期待値を込めて上から降ってくる部分もあり、その期待に答えるのが部下の役目だったりする訳でして、「仕事量を減らしてほしい」と上司に陳情するということは「私はあなたの期待に答えることはできません」と自ら宣言するようなものです

普段から上司と頻繁にコミュニケーションを重ね、上司が自分の仕事量を十分把握しているのであれば、理解を得やすいと思いますが、そこまでの関係値が無い状態で「仕事量が多過ぎてこなせないので減らして下さい」といったら「つかえない奴だ」と一方的に評価を下げられる可能性もあります

ともあれ、新卒研修で習ったと思いますが社会人で大切なのは「ほうれんそう」です。報告、連絡、相談は社会人であれば、誰もが身につけなければならない必須スキルなので、自分だけ仕事量が多いと感じるのであれば、正直に上司に相談してみましょう

上司としても対応を誤れば部下が退職してしまい、自らの評価を落としかねませんので、きちんとした上司であれば真摯に向き合ってくれるでしょう

人手不足で仕事量が多くなりがちな会社

世の中には人手不足で一人頭の仕事量が多くなりがちな会社も多くあり、例えば創業間もないベンチャー企業であれば、一人で営業・事務・経理など複数の役割をこなすのが当たり前です

また、ブラック企業の中には人件費を削減するため、わざと人材を採用せずに既存社員に無理な仕事量を押し付けようとする会社も存在します

2014年、牛丼チェーン店の「すき家」を展開するゼンショーホールティングスは、客数が少ない深夜の時間帯の営業を社員1人に任せるオペレーション、通称「ワンオペ」が徹底されており、人件費削減が行われていましたが、深夜に店舗が強盗に襲われる事件が多発

「新たにバイトを雇って人件費が嵩むより、強盗に襲われて現金が奪われた方がマシ」との会社の見え透いた魂胆に批判が殺到し、大パッシングを浴びました

会社が意図的に社員に対して絶対に終わらない仕事量を押し付けているのであれば、いくら上司に相談したところで根本的に日々の仕事量が変わることはないでしょう

すき家の事例は氷山の一角に過ぎず、世の中には慢性的に仕事量が多く終わらないため、辛い思いをしている人もたくさんいます。常に仕事が際限なく降ってくるため、こなすことができず、目の前の仕事をさばくので手一杯…

気づけば同僚が一人、また一人と辞めいくものの、会社が新しい人材を採用する気配は一切無し

一人頭の仕事量は増え続け、もうパンク寸前

「明らかに仕事量がおかしい」
「いい加減もう無理、仕事を辞めたい…」

世の中にはまともな業務量でそれ相応の給料が支給される会社の求人はたくさんありますが、毎日仕事に忙殺される生活を送っていると、求人を精査する時間はほとんどありません

また、転職活動をしようにもはじめてだと勝手がわからなかったり、自分で求人を精査するのも大変だったりします

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