接客業や販売業は肉体的にも精神的にもキツイ割に給料が低い典型的なブラック職種です。誰でも簡単に始めることができますが、長期的に見た場合、キャリアアップや給料アップはほとんど見込めません。
そこで今回は接客業や販売業の問題点と転職するコツをご紹介させて頂きます。
目次
接客業・販売業とは?
接客業と販売業は似てるようで意味が異なります。お客様をもてなすことは共通ですが、前者は顧客満足を得ること、後者は売上を上げることが目的となります。
たとえば、携帯電話やアパレルなどの販売スタッフは、接客もしつつ販売もするので、接客業兼販売業になります。
接客業も販売業も商品やサービスに関する知識は必要ですが、その他専門的なスキルはほとんど不要なので、誰でも始めることができる仕事なのです。
安月給で給料も上がりづらい
接客業や販売業は特別なスキルは不要で、日本語が話せれば誰でもできる仕事になります。そのため、人材の替えが効きやすく、給料も他業種に比べ低く設定されてます。
また、給料が上がりにくいのも特徴で、30を過ぎても手取り15万円以下の方もざらにいます。
そもそも、接客業や販売業が多い小売り業界やサービス業界は、薄利多売のビジネスモデルなので、利益が出にくく給料もほとんどあがりません。
アパレルのように華やかなイメージでだけで仕事を選ぶと、給料が仕事の割に合わないなどミスマッチが起こりやすいものです。
クレームに怯える日々
接客業や販売業で一番大変なのが、お客様からのクレーム対応です。こちらに非がある場合はもちろん丁寧にお詫びして謝罪する必要がありますが、理不尽な理由でクレームを言ってくる客も多数います。
クレームのレベルもピンキリで、謝って済むケースもありますが、責任者を呼べ、消費者センターに通報する、土下座しろなど、そもそも人間性を疑うようなバカな客もいます。
また、人格そのものを否定する客もいますので、精神的に追いつめられ、退職に追い込まれてしまう方も多いです。
クレーム対応は精神衛生上、百害あって一利なしです。精神面をやられると、本来の仕事や休日の過ごし方にも影響が出ます。
接客業・販売業に従事してる方々にとって、クレームは切っても切れないものなのです。
接客・販売業は向き不向きが別れる
接客業や販売業は向き不向きははっきり別れると言われてます。働き始めて1ヶ月程度で判断するのは、さすがに早すぎですが、1年ほど働けば仕事の向き不向きは分かるものです。
どうしても働き続けなければならない理由があれば働き続けるべきでしょうが、メンタルや身体がボロボロになるまで耐えて働き続ける理由はありません。仕事を辞めて、新しい仕事にチャレンジするという選択肢を持つことも大切なのです。
今も日本には同じ会社に一生働き続けることが美徳と考える方々がたくさんいますが、そんな時代はとうの昔に終わりました。現在は、欧米のように転職を繰り返しながらキャリアアップを目指していく考えが主流になっています。
仕事を辞める=悪ではありません。常に受け身の姿勢で何もぜず、ただじーっと環境が好転するのを待ってるだけでは、現状は何も変わりません。
鬱になれば社会復帰も大変
鬱病は決して他人事ではありません。現代人の8人に1人が発病もしくは発病する恐れを抱えてると言われてます。仕事を辞めたいと思いながらも、日々数字のプレッシャーやクレーム対応に追われ、不安定な精神状態が続くと、知らず知らずに鬱病が進行してしまうこともあります。
そして、鬱病に限らす、統合失調症、リストカット症候群、パニック障害、SAD(社会不安障害)、強迫神経症(強迫性障害)、PTSD 、摂食障害、境界性人格障害、注意欠陥・多動性障害(ADHD)など、精神病で長期休養してしまうと、職歴に空白の期間ができてまうので、転職する際に不利になりがちです。
鬱病に代表される精神病になるぐらいまで働くより、早々に現在の職場に見切りをつけ、新たな職探しを始めた方が長期的に見た場合、賢明な選択だと言えます。
一般事務職は接客・販売業の方でも転職しやすい
接客業や販売業に従事された方々の転職先として人気なのが正社員の一般事務職です。
一般事務とは、各種書類作成や電話・メール対応、データ入力、来客対応など、会社の裏方を支える仕事です。数字のプレシャーはなく、クレーム対応もほとんどありません。
必要なスキルは、ワード・エクセル・パワーポイントなどのPCスキルがメインになります。また、接客や販売で培ったコミュニケーションスキルやホスピタリティーといったスキルも求められますので、転職の際十分アピールポイントとして活かせます。
派遣社員でなく正社員を目指す
一般事務というと派遣社員のイメージが強いですが、雇用が安定する正社員で採用を目指すべきです。派遣社員は時給制なので残業代が出たり、土日出勤が無い、責任も軽くストレスもほとんどないなどのメリットがありますが、会社の業績が悪く人員削減を実施する際、真っ先にクビを切られるのが派遣社員になります。
労働者派遣法(通称:派遣法)では「3年以上働く派遣社員は、その会社の正社員にしなければならない」と定めてますが、企業がこの派遣法を逆毛にとり、3以内に契約を終了するケースが頻発してます。つまり、派遣社員の多くが、3年ごとに職を失い、再度働き口を見つけなければならないのです。
一般事務は人気で高倍率
このように、一般事務職は数字のプレッシャーやクレームによるストレスとは無縁のまるで天国のような仕事です。
しかし、人気が高く求人倍率は常に高倍率となります。接客や販売で養ったコミュニケーションやホスピタリティースキルがあるからといって、未経験からのチャレンジになりますので、内定を獲得するのは簡単ではありません。また、膨大な求人の中から、自分に合う最適な求人を探すのはとても大変なものです。
そこで、転職のプロにアドバイスを貰いながら、転職活動を進めてみてはいかがでしょうか。
おすすめは、転職エージェントを活用する方法です。
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転職エージェントを活用するメリット
転職エージェントを活用することで、転職活動を成功に導く様々なメリットが受けられます。
(1)煩雑な手続きを代行
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おすすめの転職エージェント
そして、一番大切なのが、どの転職サービスを利用すべきかということです。
転職エージェントによって取り扱う求人数や企業とのコネクションの強さが異なります。業界で実績のあるエージェントに登録することで、より転職の成功率をアップさせることができるでしょう。
おすすめの転職エージェントが、DODAエージェントサービスです。
DODAエージェントサービス(以下、DODA)は、インテリジェンスグループの転職サービスです。会員登録者数は297万人(2015年8月末時点)、転職成功実績は業界トップクラスとなり、毎日多くの方が転職を果たしてます。
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DODAの登録方法
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氏名や連絡先などのプロフィール、現在または直前の職務履歴、希望する転職時期や勤務地などを入力したら、最後に担当者に伝えておきたいことを記入し、内容を確認して、登録完了となります。
後日、担当者から登録したメールアドレスまたは電話番号宛に連絡がきます。面談日時を設定して転職活動を全面的にサポートしてもらいましょう。
さいごに
大事なのは「今まで」でなく「これから」です。
自らの意思と決断で新たな1歩を踏み出すことで、未来は変えれるものなのです。
転職エージェントを活用しながら、あなたにピッタリな仕事に巡り合ってください。